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デス&ライフゲーム
官能リレー小説 - その他

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デス&ライフゲーム 4

彼らは獲物を取られまいと、駆け足で近づいて来る。
そんな混乱の中、一人の生徒が決断を下す。

「時間切れよ……先生は諦めましょう…」
「そんな玲那!?」
「このまま正面から、男子とやり合っても勝ち目なんて無いんだ……
 なら、少しでも安全な方を選ぶしか無いじゃない!
 薬は在ったの?」

苦しい選択をした玲那は、薬を探していた他の女子に、声を掛ける。

「見つけたわ、コレね!」
「もう一つの薬もあったけどどうする?」
「…一緒に持って行ってどこかで処分しましょう、男子にむざむざ渡す必要は無いわ」

女子生徒達は薬をカバンに収めると、急いで岬を後にする。

「ごめんなさい先生…」
「後で必ず助けに行きます、それまで…」

岬に取り残された由紀の無言の視線が、女子生徒達の心に痛く刺さった。

「おい、女子が居るぞ!」
「クソ、先を越されたか!」
「あっオイ、あいつ等逃げるぞ」

女子の姿を見つけ岬へと走る男子達だが、行動は女子達の方が早かった。
男子達が岬にたどり着いた時には、女子達は既に薬を手に入れ、逃げ出した後だった。

「ちっ、箱の中は空っぽだぜ。 あいつら俺達の分も持って行きやがった」
「…ああ、でも……先生は手に入ったぜ」

佐竹と数人が、捕らわれぐったりしている由紀を囲む。


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