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牝奴隷たちと御主人ちゃん
官能リレー小説 - その他

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牝奴隷たちと御主人ちゃん 2

「……御主人ちゃん、誰か侵入したよ」
「真夜中に迷惑な客だな」
遺跡を勝手にダンジョンに改装して、魔物を召喚したりして、たまに来る来客を撃退している。
魔法のアイテムなどをギルトに所属しないで製作販売するのも、王国では違法行為だ。
寝室で女盗賊フィルと楽しんだあと、ぐっすり寝ていたところに侵入者が来た。

「あたし、ちょっと見に行ってくるね」
「服を着ろよ、あと手は出すなよ」
「うんっ!」

女盗賊フィルと特製ラミアを融合させた結果、日光浴ができる吸血鬼ができあがった。
ただし、吸血鬼のような回復力は持たない。
俊敏さは融合したことで並みの人間よりも上回って、ナイフ一本で兵士を十人は余裕で手加減して相手ができるほどになった。

「せっかくひさびさに一緒に寝てたのをじゃまするなんて、許さないんだからね!」
「うわっ、なんだ……ぐわっ!」

喉元をナイフで切り裂いて、刀身をぺろっと舐めて微笑しているフィルに侵入してきて、生きている四人がたじろぐ。
五人のうち一人は瞬殺された。
手を出すなと言ったはずだが、フィルも寝ていたところを起こされて機嫌が悪いようだ。

「囲めばなんとかなる!」
「甘いね」

フィルは四人の剣撃を跳躍や身を反らして回避して、余裕があったのか、ベルトを狙って切った。
四人のズボンがずり下がる。

「暗殺者じゃないよね、誰に雇われたのかな?」
「に、逃げるぞ!」

四人が部屋から通路に出て逃げていく。フィルは四人の後ろ姿を見ながら、大笑いしていた。
そこは、捕まえて詳しい話を聞き出すところだろう。しかし、フィルは追いかけない。
通路の天井から壁が降ってきて、ズボンを脱いで全力疾走していた男を潰してしまった。

「すごい音したけど、一人死んじゃったね」
「うわぁ、来るなぁ!」

フィルはあきれて立ち止まる。
手には潰れて死んだ男のズボンを持っている。

「ズボンなんていらないから、返してあげようと思ったのになぁ」
「こ、殺さないでくれ……」

二人の生き残った男たちは、ダンジョンを偵察に来た斥候の兵士だと自供した。
傭兵ギルトで依頼を受けた侵入者たち。
壁を上げてやると、二人は小便をちびりながら、泣きながら逃げ出した。

「御主人ちゃん、ただいま」
「フィル、一人殺したろう」
「御主人ちゃんも壁で潰したじゃん」
「あれは可哀想なことをした」

ダンジョンの地図作製は意味がない。
必要に応じて上の階の壁は下の階に落としたり、元に戻すことができる。
フィルにはアイテムを渡してあり、ダンジョン内を瞬間移動で移動できるのだ。

「斥候ってことは誰かが攻め落としに来るな」
「王国騎士団じゃなさそうね」

騎士団の斥候ならもう少し根性や誇りがあって、任務を自供して泣きながら逃げ出すことはない。
フィルに勝てなくても命がけで挑んでくるはずだという意見は一致した。
潰れてしまった男の遺体は処分するしかない。喉元を切り裂かれて死んだ男には、特製の呪われた甲冑を装備させて、ダンジョン内を巡察させることにした。

「スライムって便利よね、お掃除してくれて」
「それより、運ぶの手伝ってくれないか?」
「うん、いいよ」
「……ヘルムをかぶるなよ、取れなくなるぞ」

二人で遺体に甲冑を装備すると、ぎこちない動きで起き上がり、一礼すると部屋を出ていく。
漆黒の騎士となった傭兵の斥候は大斧で侵入者と破壊されるまで疲れを知らず戦う。

「ねぇ、御主人ちゃん……」
「……しないぞ、寝るから」

戦闘と血を舐めて、フィルが興奮したのはわかるが、眠気でしながら寝てしまいそうだった。
それでも、フィルはセックスをあきらめて添い寝をするように、裸で肌を密着させて一緒に寝た。

「んっ、ちゅぷっ……れろっ、ちゅぱっ……」
「うぅん……うあぁっ、ちょっ……あぁっ!」
「御主人ちゃんの朝勃ち、いただきまーす」


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