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美女たちが
官能リレー小説 - その他

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美女たちが 7

その時だった。ボディーガード五人が一瞬にして見えなくなった。
巨大な何かにからめられたのだ。
桃色をした触手たちは僕までもを取り囲み、あっという間に四肢の自由を奪ってしまう。
「いやだ…放せ! 放してくれ!」
必死で抵抗したが無駄だった。僕の身体はいとも簡単に宙に持ち上げられてしまった。
そして次の瞬間には信じられないことが起こった。
グニョーグニョー
まるで自分の体が粘土になったかのように歪み始めたのだ。桃色の触手に触れるとこうなるらしい。
触手に包まれた体は好き勝手捏ね回され、思いきり大の字に伸ばされていく。
「アア」
ビヨヨーンビヨヨーン
ゴムのように引き延ばされる。全身が伸びていくのを感じながら僕は恐怖した。
このままだと僕はバラバラになってしまうに違いないからだ。
しかし、そんな考えとは裏腹に体は伸び続ける。もう手足の形さえわからないほどだ。それでもなお伸び続け…やがて完全に形を失った時、ようやく元に戻った。
いや、元に戻ってはいない。それが何かはわからないが、完全に変わってしまっている。今の僕はどうなっているのか? それを確認するために鏡を見たのだが…そこには何の姿も映っていなかった。ただ真っ黒な闇があるだけなのだ。
僕はもう人間じゃない。人間の形を保っただけの別の何かに変質してしまっている。
「タスケテクレ…」
ビヨーンビヨーン、グニョグニョと揉みくちゃにされる恐怖に耐えながら僕は助けを請うた。
「アアアアア」
やがて僕は完全に溶けてしまった。グニョグニョに捏ね回された結果、ついに全身が液体になってしまったのである。

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