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覇王の腕輪
官能リレー小説 - その他

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覇王の腕輪 6

「ははは、それはまた今度な。それより早くしないと、香織姉さんに怒られるぞ」

二人は落ちていたブラを付け直し、稜の部屋を後にした。
稜は着替えながら、これまでのことを振り返る。
妹や姉の巨乳化に香織の制服姿。
どちらも昨日までの時点では、有り得ない事だった。

(確か昨日は学校終わって、バイト行って、帰りに腕輪買って・・・腕輪!?)

稜は全てを思い出し、腕につけた腕輪を見る。

「そうだ、昨日何でも願いが叶うって言ってたからエロい世界にしてほしいって言ったんだっけ」

そう、稜は腕輪に願ってしまったのだ。

エロい世界にしてほしいと。
因みに香織の制服姿がエロくなっていたのは、自分の学校の制服が地味だから、エロいのにしてほしいと願ったからだ。

「じゃあ、他の願いも叶ったのか?でも適当に言ったから、何言ったか思い出せない」

稜自信自分の願いが叶ったことに不安も感じるのだが、同時に興奮が抑えられない。
それは自分の理想とする世界に作り変えてしまったからだ。

「エロい世界か・・・どう願ったか忘れたけど、でも、楽しみだなぁ」

稜は自分の作り変えた世界に期待しながら、部屋を後にした。


―――

「…でね、今年は水着も新しくしようと思うの。」
「だったら今度皆で買いに…」
爽やかな初夏の朝を歩く稜たち。
通っている学校はある大学に付属した中高一貫校なためこうやって一緒に登校することも多い。

話に夢中になっている芽衣と美夏を尻目に、稜は伏し目がちに辺りを見ている。
「(こんなに変わるんだな…)」
朝の時間帯故に道には稜たち以外にも多くの学生が歩いている。
当然その制服もエロくなっているのだ。
他校の生徒たちもノースリーブブラウスだったりスカートに深いスリットが入っていたりと「エロい」制服に身を包んでいる。

さらに驚いたことに、道行く人々を見ていると10代の少年少女に限らず男女とも醜男・醜女がいなくなり、美男・美女が4割、普通が6割という状態になっていた。

(あ、鷹取さんだ。)
「高崎君。それに皆さん。おはよう。」
「おはよう。鷹取さん。」と稜。
「あ、鷹取さんだ。おっはよー。」と芽衣。
「おはようございます。」と美夏。
「おはよう。ゆりちゃん。」と香織。
現れたのは稜のクラスメートで学年一の美少女と噂される鷹取ゆり(たかとり ゆり)だった。
他の娘達と同じ「エロい」制服姿だったが、Fカップ巨乳に細い腰、ストレートロングの黒髪をさらりと伸ばし、縦にも大きいレンズの眼鏡をかけた眼鏡美人の彼女が着ると一種の格好良ささえ感じさせた。
なお、彼女の容姿やスタイルがよいのは腕輪の力ではなく元からである。

「これ、香織さんからお借りしていた本です。」
「あら、ありがとう。これって最終章の…」
ゆりと稜が同じ学校になったのは高校生からだが
それ以前からゆりは香織と習い事を通じた友人で、高崎家とも付き合いがあった。
真面目な香織と気が合うだけにゆりもどちらかといえば優等生タイプであり、学級委員長を務めている。
そんな彼女がこの制服というのは…
「(やっぱりいいなぁ…)」

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