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全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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全てが叶うスマフォ 30


―しかし、さっきの触手のことがあったせいか、激しい炎を前にしても、不思議と俺は冷静だった。
ポケットからスマホを取り出し、設定する。

『すぐに消防がやってきて、炎は鎮火される。けが人は一人もいない』

すぐに数台の消防車がやってきて、燃え盛る炎は消し止められた。
愛理や千早たちクラスの女子を含む生徒と、文乃さんはすでに脱出していたので無事だ。

…しかし、焼けて鉄骨がむき出しになった体育館。
これじゃしばらくは使えない。
…どうしようか。

俺は愛理の姿を見つけ、彼女のほうに向かう。
「…びっくりしたよ」
「皆無事でよかったよ」
「…使えなくなっちゃったね」
「今日は無理だな」
「うぅ…仕方ないかぁ」
愛理は残念そうな顔をする。

そんな愛理の顔を見た俺は思わず設定で火事が起きる前…真理子に声をかけられる所まで時間を戻してしまった。

時間が戻り教室前の廊下…

「佐々木君」真理子が声をかけて来た。

「愛理ちゃんと部活終わりに約束してるんでしょ?それなら…」
「なぁ体育館に行かないか?愛理を応援に…愛理きっと喜ぶよ。」
「じゃぁ行こっか!?私も佐々木君と応援する。」

真理子と共に体育館へ…まだ火事は起きていない。バレー部の新しい顧問の文乃先生がバレー部とバスケ部の試合形式による合同練習の説明をしていた!


…なぜ火事が起こったのかはわからないが、とりあえず
『物騒なことは何も起きない』
『試合は白熱したものになる』
と設定しておく。

文乃さんの説明によれば、前半がバスケ、後半がバレーだという。

未沙・桃子・千早はバレー部の中心選手。
一方バスケ部もエースの愛理を筆頭に、野仲栞・福森杏・湯之谷美咲と、俺と同じクラスの女子がチームの中心である。
…うちのクラス、スポーツ万能な美少女多いなぁ。

試合が始まる。
前半はバスケだ。

試合は白熱し何事もなく終了した

そして人気のなくなった放課後、俺は約束を果たす為一人、体育館で彼女を待っていた

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