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全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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全てが叶うスマフォ 21

「あれ、持ってたの、それ」
「学校のものじゃないみたいだよ。麻衣ちゃんが自前で用意したんじゃない?」
「そうなのか…」
普段から何か怪しげ研究をしているような奴…それが原崎麻衣という人間である。
そう思えば、何を持っていてもおかしくは無いな…

ちょうど弁当を食べ終えた。
「たまにはいいかもな。でも…二人きりか」
「それもいいじゃん♪」
愛理がニコリと笑う。
大人っぽい外見で、こういう子供みたいな顔するんだから…可愛いな。

「一郎君、早く!」愛理が叫ぶ
「それにしてもボール麻衣に返さなくてもいいのか?」俺は愛理に尋ねる。
「実はこのボール4時間目始まる前に穴から出て来たの!麻衣ちゃん忘れてて…で、返そうとしたら私にくれるって言うからもらっちゃった☆」
「そうか…」
そして 俺は愛理とバレーに興じることにした。
「それじゃあ、いくよ!そーれ!!」
愛理が俺にパスをする
俺はそれを
「オーケー、オーケー…アタック!!」
全力で打ち返した
俺が放ったボールは愛理を吹き飛ばし、校舎を破壊し、地面を掘り進み、マントルを抜け、地球のコアを砕き、そしてまたマントルを抜け、地球の裏側へと達し
それでも尚、威力は衰えず大気圏を離脱し、地球の重力を振り切り太陽系の外へと飛び出して行った

「バレーボール…なんて危険な遊びなん…」

危機感を覚えた俺はバレーボールとそれに関わる記憶を抹消することにした
この日、人類の歴史からバレーボールは完全に消滅した

ー昼休みも終わりが近い。
俺と愛理は教室に戻ろうと屋上を出る。

次の授業…日本史か…
担当の教師は定年近い老教師…
あの人の授業は聞いてて眠くなるから困る。

「次、サボっていいかな…」
「またそんなこと〜…気持ちはわかるけどね〜」
愛理に苦笑いされる。

しかし、さっきのバレーボールは本気を出しすぎた。愛理が傷だらけだ!ソレを消す為にバレーボールの存在まで消したのはやりすぎた。設定で「愛理とのバレーボールは白熱するも何も起きない。」とし、バレーボールの存在を消すのはやめた。ただ、必要以上にバレーボールにはこだわらないでおこう…

愛理が無傷の状態に戻る。そして日本史の授業だ…俺はスマフォで「今日の内容は「江戸・吉原」について」と設定した。

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