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絶対に願い事が叶うノート
官能リレー小説 - その他

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絶対に願い事が叶うノート 1

俺は高校生の小林勇太。学校をさぼり、人気のない公園のベンチで
仰向けになって昼寝をしていると顔の上に何かが落ちてきた。
「いて!」
「なんだ、これ?ノート?」
小林は中を開けて見た。
「何か書いてあるな。」
「このノートに願い事を書くとあなたの願い事が叶います。ただし、誰かを殺したりすることはできません。世界征服や人類滅亡とか、スケールの大きすぎる願い事も不可能です。」
(アホらし。誰かの悪戯だな。)
そう思ったが試しにノートに願い事を書いてみた。
ノートに書いた内容は。
「明日のテストで全科目で100点を取る。」

「本物ってことか…」
数日後俺は公園のベンチにいた。
テストは全て100点だった。俺はその後信じられない思いで様々な事を書き込んだ。
「一万円拾う」「背が一p伸びる」「突然雨が降る」
すべて実現してしまった。

「これがあれば…なんでも思いのまま?」
俺に無関心な親、劣等生の俺を適当にあしらう教師、俺を空気のように扱うクラスメイト
何もかも変えられるというなら、俺はやってやるだけだ。
俺が全てを決意した時だった。
まず最初のターゲットに選んだのは、クラスのマドンナ伏見莉子(ふしみ・りこ)だ。
彼女が俺に惚れる……とか書けば簡単なのだろうが、それでは面白くないし、それに俺は1つ試してみたいことがあった。
「こんなもんかな。」
それを踏まえて書き込むと、俺は公園の入り口を見た。
するとそこから公園に走りこんでくる少女が一人
「こらぁ!!勇太あんたまたサボったわね!!」
その少女は…かなり目立つ少女だった。
一つに纏められた艶やかな髪、均整のとれたスレンダーな体、すらりと伸びた手足
クラスのマドンナ伏見莉子その人だ。
「そう怒るなよ。莉子」
そう返した俺が書き込んだ内容はこうだ。
『伏見莉子は小林勇太の幼馴染』『莉子は勇太を探しに行き、公園で見つけた』
どうやらこのノートは過去にまで遡って干渉することが可能なようだ。

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