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サムライ・ブレイド
官能リレー小説 - その他

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サムライ・ブレイド 3

そして銀狼は右手で静香を、左手で麻衣を持ち上げ、肩に担ぎ上げると、ゆっくりと歩き出した。
「あ…画面も着いて行く…マジで一体どうなってんだ?」
壊れた訳ではないらしいが…。俺は仕方無く二人の行方を見守る事にした。

やがて銀狼は山奥にある洞窟にやって来た。どうやらここがヤツの住処らしい。
「あぁっ!!?」
俺は思わず叫んだ。何と、洞窟の中には十人前後の女達がいたのである。全員が全裸で、たわわに実った爆乳巨乳を隠す事も忘れ、ただ銀狼を恐怖に満ちた視線で見てガタガタと震えている。おそらく彼女達も銀狼に捕まったのだろう…。
銀狼は静香と麻衣を地面に下ろすと、身に付けていたアイテムを取り外して捨てた。見ると、洞窟の隅の方には、他の女達のアイテムや着物が山積みになっている。着物はまず静香の、次に麻衣の着物を脱がせて裸にした。

「っ!ま、まさか・・・」
この銀狼がこれから何を行なうのか分かった俺は知らず知らずの内にマウスを持つ手に力を込めていた。
コイツは彼女達を犯し子を孕ませようと言う魂胆である事を知った俺だが、画面の向こう側での事なので如何する事も出来ない。
しかし、自分が丹精こめて育てたキャラをしかも女性を知らない誰かに犯されると言うのは男性であれば誰だって嫌だろう。
やがて2人を裸にした銀狼は、一声あげる。それを聞いた彼女達はさらに怯え、泣き、助けを請うが・・・・。

「ガアアアアアアアッッッッ!!!」
「嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
彼女達の一人に奴は限界まで勃起させたモノで彼女の秘所を貫いた。獣の雄たけびと少女の叫び声がより一層の恐怖を煽る。
「クソッ!!何か手は無いのか!!?」
画面で無理やり犯されている少女を見て、俺は苛立ちながら声を上げる。このままでは、残りの彼女達も今と同じ事をされてしまう。そう危機感を感じた俺は何とか出来ないか、思考していた時・・・。

運命の女神様はどうやら俺に味方してくれているらしかった。
画面の向うの静香が俺を見た。

本当に画面の前に座る俺の目を見たのだ。

ここにいる娘達の余りに人間的な動作にもっと疑問を持っていたら俺はまた違う行動に出ていたかもしれないが、俺はその静香の目を見つめ返していた。

その目を見ているうちに俺の意識は暗転し、次に気付いた時には景色が変わっていたのだ。

そう・・・

モニターの前にいた筈の俺があの洞窟の中にいて、そして驚いた事に俺自身が静香になっていたのだ。

大きすぎる爆乳に美しい肌・・・

俺にとって理想の大人の女として作った静香に俺自身がなっていた。


「・・・っ!!?」(なっ!!?)
あまりの出来事に俺は思わず大声を上げそうになったが、寸でのところで押さえる事が出来た。
そして、慌てずに周囲の状況を確認する。幾らなんでもリアルの人間がバーチャルの世界に入り込むのはありえないが、肌を通して感じる空気や岩の感触でそれらが全て、現実であることを俺にありありと教えてくれていた。

「ガアッ!ハァッ、ハァッ、ハァッ!!」
「うぐぅ!イヤァ!・・・・アアッ!」
「ッ!」
ソレを聞いて俺はすぐに周囲に目をやった。幸い、裸にされただけで、手足には何もされていない。
そして、ある一角に武器が乱雑に置かれている場所を見つけ、俺は五行の「風」を使って素早く移動し、適当な刀を2、3本拝借する。
チラッと目をやると、銀狼は少女を犯しているのに夢中で此方に一切気づいてはない。

俺はそんな銀狼に、いろんな意味を籠めて「彼女」が出せる最強の「居合い」を浴びせることにした。

「死面葬華(しめんそうか)!!」
「ッ!!」
銀狼の真後ろから奇襲という形で風を纏って瞬時に移動した時、彼女を犯していた銀狼が俺に気がつくが、最早手遅れでしかない。
すれ違いざまに一気に刀を抜刀、刀を抜ききった状態で静止する俺と声一つ上げる事無く細かく刻まれた銀狼であったモノ、そして一瞬の出来事でまったく状況に追いつけない全裸の彼女達だけがこの洞窟に居るのみとなった。

「っ!!?此処は!?・・・・戻ってきた?」
次の瞬間、目を開けると何時も見られた空間と目の前に「討伐完了」と表示されたパソコンの画面、此処が俺の部屋であると理解するのに少しのラグがあったが理解した瞬間、一気に体の力が抜けるのとダル気が体を襲う。
「はぁぁ・・・もう寝よ」
もう何が何だか分からなくなった俺はパソコンの電源を切り早々にベットに体を預けた。

衛宮真人が完全に夢の世界に入っている時間、突如彼のパソコンが音も無く起動する。そして、画面いっぱいに様々な数字や英語が下から上へ流れると・・・。

『コレより具現召還システムを開始します』

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