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サムライ・ブレイド
官能リレー小説 - その他

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サムライ・ブレイド 1

今、オタク達の間であるゲームが密かなブームになっている。
そのゲームの名は「サムライ・ブレイド」と言って、巨乳や爆乳の美少女達が刀や槍、薙刀、弓矢を使って戦うありがちなマイナーゲームである。
しかし、一度プレイしてみるとこれがマイナーゲームと忘れてしまうぐらいの内容とやりこみ度に、ついつい時間を忘れてプレイしてしまうのがこのゲームの秘めた魔性なのかもしれない。

「さぁ〜て、今日もプレイしますかぁ〜」
アパートのある一室、そこで俺は今密かなブームになっているゲーム「サムライ・ブレイド」をプレイする所であった。
俺の名前は衛宮真人(えみやまさと)、このゲームに魅了された少しオタク気味だが至って普通の高校生である。

このゲームはオンラインアクションゲームで一人や複数で『討伐』と言うNPCと戦っていくモードだけじゃなく、『果し合い』と言う一対一の対戦モードや『合戦』と言うチーム戦モードがある。

そして、プレイヤーはキャラクターを作成してゲームするのだが、これがまた奥が深い。
武器の選択によって攻撃方法や必殺技が変わるし、更に五行の属性や『流儀』と言われる武術属性によってかなりのバリエーションが出るからキャラのオリジナリティが凄く出る。
そして、一番の特徴はキャラの容姿だ。
顔つきや髪型、身長など自由に設定できるが、基本ベースが巨乳、爆乳美女、美少女しかなく男キャラはない。
その上、胸はありえないバランスぐらいまで大きくできても、小さくするのができない。
一番小さくても巨乳レベルなのだ。

そして、さらにプロフィール設定なるものがある。
ランダムでいろんな属性が振られて、それによりキャラに様々な属性やポイントがつく。
それがまた色んな種類があって奥が深いのだ。


俺の作ったキャラは『如月静香』と言う名前だ。
プロフィールで『子持ち人妻』なんて属性がついたから爆乳でちょっとアダルトな感じの容姿にしてある。
武器は剣で流儀は『居合い』、五行は『風』だ。
こう書くと分かりにくいけど、簡単に言うと高速カウンター系のキャラだ。

俺はパソコンでゲームを起動すると、静香を選択してゲームに入る。
最初に出てくる場所は『自宅』と呼ばれる場所だ。
アイテムの保管場所と言うだけでなく改築したりもできるし、置く家具によってはちょっとセクシーなサービスカットもあるらしいのだ。

その自宅から出ると『江戸』と言う街中に出る。
そこではアイテムを買ったり、『依頼』と言うクエストを受けたり、他のPCと喋ったりするバーチャルな街だ。
俺がまず向かうのは居酒屋と呼ばれる場所で、依頼を受けたりする場所だ。
そこでPCが沢山いて、パーティー募集とかしてたり前の通りでは露店と言うPCのショップがあったりする。


 
そしてもう一つ、このゲームの特徴はもはや映画を見ているような錯覚を覚える「高水準3D画質」で、町やPCまで細かい箇所まで及んでいるのだから本当に凄いの一言に尽きる。

本当にコレがマイナーゲームか?と疑問に思ったのは俺だけではないはずだ。

「さてと・・・今日はどんな依頼があるかな?」
居酒屋の中央の奥、丁度正面の壁に今回の依頼や討伐、パーティー募集等の情報が掲示されている。
俺はそれらを一通り見てからどれにするかを悩んだが、「銀狼を討伐せよ」の討伐クエストをチョイスした。
「銀狼」とは呼んで字の如く全身を銀の毛皮に覆われた狼のことで、戦闘能力が高く尚且つ彼らは群れで行動する事からかなり高レベルの獣であるが、稀に落とす「銀の牙」や「銀の爪」は売れば高値で売れ、「鍛冶屋」と呼ばれる所に持っていくと強い武器「業物」が手に入る。

ちなみに彼女、静香が持っている剣「天雫」はその「銀の牙」によって造られた刀である。

「母さま・・・」

依頼を受けてどうしようか考えているとそう声がかかる。

俺のキャラをそう呼んだのは『如月麻衣』

清楚な感じの美少女キャラだ。

俺の静香より背が低く、ちょっとあどけなさの残る10代半ばの容姿にはけしからんぐらいの爆乳。

確かにキャラ特性考えたら娘みたいなキャラだし、設定した姓が一緒だったのもあって、彼女は静香を『母さま』と呼んでる訳だ。

そんないきさつもあって大概一緒に討伐や合戦する仲になっている。

「ああ、麻衣ちゃん・・・銀狼討伐受けたけど一緒にする?」

「はい!、ご一緒します!!」

レベル的にも丁度いい相手だし、即答でそう答える。

中身はどんな奴かは知らないし興味ないけど、けっこういい子だ。


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