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強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度 13

面倒くさがりで物事にやる気が無く、ユルく生きてる達馬に珠希はいい印象を持っていないが、呑気で優しげな性格に、美緒菜は姉から聞いた悪い印象を払拭していた。
悪いイメージがなくなると、達馬のユルい雰囲気は美緒菜にとって好ましい感じで、だんだん達馬の事が好きになり始めていた。
それに朝の一件も、甘えん坊らしい志保に対する嫉妬心から、美緒菜は急速に達馬に対する距離を縮めていた。


「ねえ、達馬さん、今日は、私と一緒に、寝ませんか?」
「えっ、どうして?今朝のことが、気になったの?」
美緒菜は顔を赤らめて答える。
「それもありますけど・・・初めては二人っきりでしたいし・・・」
だんだん声は小さくなり、うつむいてしまう。
そんな美緒菜が可愛らしくて、思わず肩を抱きしめてしまった達馬。
だが、そんないきなりの行為に美緒菜は驚いたものの、抵抗する事もなく、逆に達馬に身を預けてくる。
抱き寄せる逞しさと、身体を合わせる暖かさ・・・もうわだかまりを捨てれた美緒菜はこの時、この人に身を委ねようと心から思ったのだ。

買い物を終え2人で帰る。まだ家には誰も帰っていなかった。
「志保姉ちゃんは少し遅くなるって・・・珠希姉ちゃんは、実家で憂さ晴らしだって・・・」
「まあ、珠希とはなかなかだからね・・・」
美緒菜の言葉に苦笑する達馬。
とりあえずベットルームに入り考え事をしながら大きなベットに身を投げ出していると、美緒菜がやってきてベットに腰掛けた。
寝ころんで見上げる美緒菜の可愛らしさに、達馬は思わず美緒菜を抱き寄せてしまう。
「きゃっ!!・・・」
可愛らしい声を上げて驚く美緒菜・・・ベットで転がり、達馬が覆い被さる形になり、驚いて達馬を見上げていた美緒菜だが、その目は静かに閉じられる。
「達馬さん・・・美緒菜を好きになってくれますか・・・」
「ああ・・・こんな可愛い娘、好きになって当たり前だろ・・・大好きだよ、美緒菜」

達馬は微笑みながら美緒菜と唇を合わす。最初は軽く啄むように・・・そして、どんどんと舌を絡ます激しいキスへと・・・達馬の舌の動きに美緒菜も応えていく。
暫くお互いの唇を貪り、そして達馬はゆっくりと身体を離す。お互いの唇から涎が糸を引き、そして切れる。
美緒菜は目を開け、もっともっととキスをねだるような切ない表情を浮かべる。
その表情の余りの可愛さに、達馬は微笑みを浮かべると美緒菜の頭を撫でた。
「これからよろしくね・・・可愛い奥様・・・」
「こちらこそ宜しくお願いします、旦那様・・・」

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