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やって来たワン娘!
官能リレー小説 - その他

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やって来たワン娘! 3

どうだ!と言わんばかりにその大きくたわわな胸(推定Kカップ)を張るシロ。
しかし康哉の方は、彼女の言った事に対して大いにツッコミたくて仕方がなかった。
(東欧?人狼?一体どこに行ってるんだあの馬鹿(伯父)は!!?)
自身の伯父に対して酷い言いようである。

「で、人狼とか東欧とかは置いておいて・・・・何で此処に来たの?」
色々ツッコミが所多すぎる彼女の発言は横に置き、改めて彼女に向かい合いそう質問する康哉。
それは彼女が送られてからずっと考えていた事なのだ。
「えぇっと・・・・その、一目ぼれなんです・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?」
真剣に質問して帰ってきた答えに、康哉は鳩が豆鉄砲を食らった顔になったのを確かに自覚した。
「実はわたし智紀様にご主人様の写真を見せていただいて以来。ご主人様に一目惚れしてしまいまして・・・それで智紀様に相談したところ。智紀様が『おおそうですか!そうですか!それは良い!!姫が相手なら甥も喜ぶでしょう!!何なら今から会いに行かれては如何です?』とおっしゃいまして・・・両親も智紀様の甥御さんなら心配無いだろうと快く送り出していただきました」
シロは可愛らしく頬を赤らめると、春樹に微笑む。
その微笑みはまさに春の様に暖かで優しさに満ち溢れ康哉もつい笑顔になってしまうほどモノであったが。
「ちょっっっっっと、待て。え、何?姫?は?」
とうとう彼の脳内のキャパシティを超えてしまい言葉が定まらなくなっている。
「はい♪わたくしシロ改め東欧はアルバス狼国第一王女リリナ・イシュヴァルス。五十嵐康哉様のお嫁様になるためやって来ました♪」
口を開けポカンとしてピクリとも動かない彼にシロ、リリナ・イシュヴァルスは顔を赤めらせながらペコリと頭を下げる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あの・・・・ご主人様?もしかして嫌でしたか?」(涙目)
あれから数分。今だ動くことの無い康哉に彼女は不安そうに尋ねる。
その目は今にも泣きそうに溢れている。
「っ!!?いや、その・・・・嫌ではないんだけど・・・」
「「ないんだけど」・・・なんですか?やっぱり、ひく・・・わ、わだしの・・・うぅ、こと・・・・うっく」
「あぁ!!待って待って、泣かないで!い、いやさ俺、君の事何一つ知らないから今までの事の経緯を教えてほしいって言うか・・」
ついに泣く半歩手前まできたリリナ。
(ま・・・まずい・・・どうにかしないとこの子が泣いちゃう)
割とフェミニストな康哉としては、目の前で女の子に泣かれるのは、勘弁して欲しい事態なのだ。
「う!!嬉しいよシロ!!いやリリナだったっけ?こんなに美人の女の子が俺のお嫁さんに成ってくれるなんて夢みたいだ!!」
康哉は彼女が泣くのを止めようと。とっさにそう言って少女を慰めた。
「ほ・・・ホントですか?ご主人様?」
すると泣く寸前だった彼女の瞳に、喜びの光が宿る。
「う・・・うん!!もちろん!!君が望むならずっと家に居て欲しいくらいだ!!」
オベッカも有るが、半分くらいは康哉の本心だった。少し奇妙な点もあるが、彼女は康哉が今まで見た中でも最高の美少女だったのだ。
「あ!!ありがとうございますご主人様!!ご主人様に気に入ってもらえるように私いっぱいご奉仕しちゃいますね!!」
少女は嬉しそうに言うと全裸のまま康哉に抱きついた。彼女のお尻に生えた白い尻尾は、引き千切れんバカリに喜びでパタパタと動いている。

こうして五十嵐康哉(いがらしこうや)と人狼の少女のエッチで奇妙な共同生活は幕を上げたのだった。

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