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やって来たワン娘!
官能リレー小説 - その他

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やって来たワン娘! 2

その日の夜。
高校生である康哉は、次の日学校が有るので早めに眠る事にした。
「じゃあシロ。明日にでも犬小屋買ってきてやるから、今日はそこで大人しく寝ろよ」
「ワン!!」
シロは、送られてきた段ボール箱の中で、康哉に尻尾を振っている。
「お休み!!」
「ワン!!」
その日の夜・・・
ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・
五十嵐家の一階から何かを漁る音が聞こえてくる。
「ふぁ〜何だ・・・ああそうか!シロの奴が何か悪戯でもしてるんだな・・・」
康哉は一瞬何事かと考えたが、自分が昨日から犬を飼い始めた事を思い出した。
「全く・・・こら!!シロ!!何やってんだ!!」
康哉は一階に下りると自らの飼い犬を叱りつけた。しかし・・・そこには犬では無く別な者が居た。
「あ!!ご主人様!!すいませんお腹が空いちゃってつい・・・」
「へ!?」
其処に居たのは、プラチナブロンドの長い髪が印象的な、全裸の美少女だった。
「え・・・ええとどちら様でしょう?」
普通に考えれば、泥棒か痴女・・・ようするに不審者で、もっと違うリアクションが有るのだろうが、部屋を下りて来て、行き成り目の前に全裸の外国人(プラチナブロンドだしたぶん外人)の美少女が居るという余りに非現実的な状況に晒されたため。
康哉の頭は寝不足という事も有って、完全に思考を停止していた。
「あら?・・・もう嫌ですわご主人様。シロですわ昼間ご主人様が付けて下さったんじゃないですか!!」
そう言って笑うと彼女は、人間なのに何故か付いている。銀色の尻尾をパタパタと振った。(ついでに言うと彼女の頭には、イヌミミも付いている)
「え?・・・・えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
夜中、五十嵐家から近所の住人が目覚めてしまうほどの声が木霊する。
その張本人である康哉は口をあんぐりと開け、顔をこれでもかと引きつり、震える右の人差し指を目の前の美少女(爆乳)に固定したまま固まっている。

「あのぉ〜・・・・ご主人様?」
「・・・っ!!あ、ええっと・・・君誰?」
固まること数分、さすがに心配になったのか、謎の美少女は手のひらを彼の間近でヒラヒラと左右に動かす。
やっと現実へ戻ってきた彼は今だ混乱しているのか、再三目の前の美少女に質問する。
「むぅ。だから今日の昼ごろ、牛乳をあたえてくれて、『シロ』って名前を付けてくださったじゃないですか、ご主人様!!」
「〜〜〜〜っ」
彼の質問に顔を不機嫌になりながらも、大きな声で、ハッキリと、区切って目の前の彼女「シロ」は説明する。
気のせいでなければ、深海を思わす綺麗な青の瞳は涙で潤んでいる。
「い・・・イヤ!!悪いけどシロは、犬だし!!イ・ヌ!!君はどう見たって人間だろ!!」
「し!!失礼な!!私は犬ではありません!!狼です!!狼!!」
少女は犬に間違えられたのが、余程不満なのか、可愛らしい頬を膨らませ康哉に抗議する。
「どっちでも同じだ!!」
「同じではありません!!誇り高き東欧の人狼の一族の中でも、最も高貴な血統を持つ私を犬と間違えるなんて!!・・・いくらご主人様でも許せません!!訂正して下さい!!」
「イヤ!!ダカラ!!・・・人狼?」
「ハイ!!その通りです!!ダイタイ犬なんていう下等生物が、人間に変身出来る分けが無いじゃないですか!!人に変身出来るのは、狼の中でも高貴なる種である人狼種だけなんですよ!!」

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