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爆乳姉妹は愛隷メイド!
官能リレー小説 - その他

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爆乳姉妹は愛隷メイド! 10

「……そうだったね」

佳宏は、同い年の麻由美が相手ではちょっと勝手が違った。
いつもは元気娘な麻由美が、こんなにしおらしくなっているのを見るのは久しぶりだ。
麻由美は、ためらいがちに、ゆっくりと、佳宏に近づいてくる。
佳宏は、すっくと立ちあがると、麻由美の前までやってきた。

「麻由美、うちの学校の制服も、今のメイド服も、すごく似合ってるよ。学校ではあんなにツンツンしてたからどうなるかと心配してたけど、みんなに受け入れてもらえて正直ホッとした……こんなことに巻き込んで、ごめんな」
「フン、何よ……今さら謝られても」

謝られた麻由美は、真っ赤になって横を向いて、小さめな声で言ってしまう。
(違う違う!!私が言いたいのはこんなことじゃないのに!あんな変なメイド服着せられないようにしてくれたお礼をいいたかったのにっ!)

「そうだよな…怒るよな。いきなりうちの世話になれって親に言われたと思ったら、あんなの着せられて…俺も百合子さんの監督ができてなかった。ごめん」
でも佳宏は怒りもせず、むしろ申し訳なくて謝罪の言葉を出してくる。
(佳宏って、根はいい人なのよね。小さい頃から、私がわがまま言っても滅多に怒らなかったし、友達や周りの人に何かあったら率先して対応するし…うん)
それを見ていた麻由美は、覚悟を決めたらしく一度頷くと、謝り始めた。

「う……ごめんなさいっ!佳宏はちゃんと対応してくれたのに……あ…ありがと…」
「そんなにかしこまらないで。あの服は本当に申し訳なかった」

正直、佳宏は自分をぶん殴りたい気分だった。
(俺がちゃんとしてないから、百合子さんが独断専行して滅茶苦茶なもの着せて、麻由美達を辱めてしまったんだ。自分が情けなくて、本気で申し訳ない…)

「麻由美……悪いのはこっちだから、君は何も気に病まなくていいんだよ」
「佳宏?」

佳宏は、しおらしくなった麻由美に申し訳なさと共に無性に可愛いと感じ、優しく抱きしめる。
(麻由美……)
(佳宏…)
麻由美は、彼の腕の中で何も言わず静かに温かく抱きしめられていた。
彼の優しさや申し訳ない気持ちを感じて、しばらく、ただ抱きしめられていた。

しばらくして、彼の腕の中で麻由美が顔を上げた。

「ね…ねえ、佳宏……」
「麻由美?」

ちゅっ。答えた彼の唇に、軽いキスをする麻由美。

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