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侍物語〜サムライストーリー〜 第二部
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侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 81

朝になり瑞穂と静は一緒に起きた。

「おはよう。瑞穂」

「おはようございます。お母様」

二人は挨拶を交わした。

そしてどちらからともなく唇を合わせあった。

チュッ

短い口付けをして離した。

「さぁ、朝ご飯にしましょう」

「はい」

二人はベッドから起き上がりシャワーを浴びる事にした。

一方で理緒と朱美は狸で朝食を頂いていた。

昨夜、静が戻らなかった事もあり狼鬼から誘われて来たのだ。

「朝飯を食べたら、何処かに遊びにでも行くかい?」

狼鬼は煙管を蒸かしながら3人に言った。

「そうですね。そうしましょう」

「朱美、浅草に行きたいっ」

「私もです」

「よし。決まりだな」

狼鬼は煙管の灰を灰皿に捨て頷いた。

朝食を食べた後、4人で浅草に向かった。

浅草では連日のように祭り騒ぎで賑やかだ。

狼鬼は朱美を肩車して歩いている。

その様子は父親のようだ。

理緒は流石に肩車を頼める訳ではないので、隣を歩いている。

水月の方はその逆だ。

傍から見れば両手に華と言える状況であるため男達の視線が痛い。

「おじちゃん。風車が欲しい」

「よし。分かった」

狼鬼は風車が売られている方に足を進めた。

「風車を一つくれ」

「へいへい」

店主は頷いて朱美に風車を渡した。

そして金を払い、また歩き出す。

暫く歩いていると後ろから声がした。

「見つけたぞ!!」

4人が振り返ると、この前倒した武士が仲間を引き連れて立っていた。

「何だ。この前の獣じゃねぇか」

狼鬼は何とも無いような口調で喋った。

「貴様、よくも2万石の大旗本の私を侮辱したな!!」

「へぇ。2万石とでかいな。その割には情けないが」

狼鬼は馬鹿にした笑みを浮かべた。

これに相手は完全に切れた。

「貴様っ。今日は仲間を連れて来たんだ。叩き斬ってやる!!」

「水月。理緒とお嬢ちゃんを頼む」

狼鬼は水月に理緒と朱美を預けた。

周りは囲むようにして野次馬でごったがいした。

「覚悟しろ!!」

「お前らこそ骨の一本、二本は折られる覚悟をしろよ?」

狼鬼は速く掛って来いと言った。

武士たちが刀を抜いて斬り掛った。

しかし、その数分後には・・・・・・・・・

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