侍物語〜サムライストーリー〜 第二部 5
静は内心で助かるか?と希望を見出だした。
女達は、静を見た。
正確には、静に付着した“神の水”を見ていた。
彼女達には、棒から噴出した物は、“神の水”と呼ばれる代物だ。
極上の酒と言われるほど、美味な味でそれを一口でも飲めば、絶大な力と神の寵愛が得られる。
しかし、それを飲んだ者は、今の所、誰も居ない。
幾ら奉仕をしても、出ないからだ。
だが、噴出され、それを身体全体に被ったのは静。
『貴様は、神の寵愛を受けた』
金の髪を持つ女は、組み強いていた静を見下して喋り出した。
静は、沈黙するしかない。
『名も知らぬ一人の女に、神は力と寵愛を授けた』
腹が立つ事この上ない。
直ぐにでも殺したい位だ。
だが、と女は続けた。
『貴様は、見れば、神が気に入るのも解かる』
黒髪に黒眼、白い肌。
神が気に入るのも解かると言った。
『女の私でも、貴様が気に入る』
私達は、力が欲しい。
寵愛が欲しい。
だから・・・・・・
静の額から冷たい汗が流れ落ちる。
嫌な予感がした。
『貴様を抱く』
言った瞬間、唇を奪われた静。
閉じていた口をこじ開けられ舌を入れられる。
他の女達も静に襲い掛かった。
金の髪を持つ女は静の鎧を万力のような腕力で、破り捨てた。
白く張りのある胸が、晒された。
『綺麗な肌と胸だな』
女は静の胸を手で撫でながら、乳輪を指でなぞった。
それだけで静は、達しそうな気を感じた。
『なぞられただけで絶頂しそうなのか?かなりの淫女だな』
女は口端を上げて笑い、静の乳輪を何度も撫で、乳首を指で摘んだ。
「んんんっ!!」
静は、声を押し殺して我慢した。
『気丈にも耐えるか。ますます面白い』
女は、囲んでいた女二人に眼で合図した。
土と水の髪を持つ女二人が、剣を捨て静の胸に近付いてきた。
『この女の乳を吸え』
二人は静の乳首に口を当てた。
チュウ、チュウ、チュウ、チュウ
何度も吸う音がする。
それでも静は、声を押し殺していた。
『我慢強い女だ』
馬乗りになっていた女は、自身の指を口に入れて、唾液で濡らした。
チュポン
と音を立てて、指を抜いた女は、静の唇を撫でながら入れてきた。
『口を開けろ』
歯を閉じて、静は抵抗したが、乳首を愛撫されている内に僅かに開けてしまった。
それを見逃さず指を入れる女。
静は、指を噛み切ろうとしたが、快楽の方が勝り出来ずに終わった。
『口の中も良いな。下の口は、どうなのか楽しみだ』
女は嗜虐心の笑みを浮かべて、静の口を指で犯した。
「あ、あああっ・・・・・・・」
静は口から漏れ出した甘い声に酔った気がした。