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とある村の御祭り
官能リレー小説 - その他

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とある村の御祭り 5

そして男も女も皆、意識を失うまで、あらん限りの体液を放出し、誰も動く者が居なくなって、
ようやく祭りの一日目が、終わりを迎えた。

祭り二日目
午前中は、舞台の清掃と精力の回復の為の、炊き出しが行われた。
雄助達もイカ臭い身体を洗うため、各々自宅へ帰りつかぬ間の休息を取るのだった。
(ああ、凄かったなあ……)
雄助は風呂につかりながら、昨晩のことを思い出していた。
雄助を先頭に、他三名の少年達が、四人の少女達と共に祭壇に上がったこと。しかし、人数が偏った為に、雄助が愛理と舞美……二人を相手にする事となったこと。
「………あれ?」
雄助はおかしなことに気づいた。
「僕と他三名、合わせて四人の種子が祭壇にいた。孕子も四人いた。……なんで、僕の相手が二人になったんだ?」
昨晩のことをよく思い出してみる。
「そういえば、愛理姉ちゃんと舞美以外の悲鳴は二つだったような……」
処女膜を破られた孕子は四人。しかし、処女膜を破った種子は三人。……すなわち、奉納の舞が終わるまでに壇上から種子が一人いなくなったことになる。

雄助は三人の種子の顔と名前を思い出す。一人思い出し、二人思い出し……。
「あいつの名前、なんだっけ?いや、どんな顔してたかな?」
三人目がどうしても思い出せない!!
長湯を心配した母親が呼びに来るまで、雄助は考え事にふけっていた。

雄助はモヤモヤした気分が晴れなかった。
両親に聞く気も起こらなかった。聞いたところで納得のいく答えが返ってくる気がしないからだ。
もはや、祭りの快感すらもどこかに行ってしまった様な感じだ。
とりあえず聞いては見たが、案の定「男子が足りなくて…」という話題になった。
なにかを隠している風ではなかった。本当に3人しか居ないという事になっているらしい。
だが、確かに覚えている。御札で作った注連縄を根元に付け、そそり立たせた誰かを。
もしかしたら最初から存在していないのかも知れないし、元から居た誰かの存在があの祭りで消失したようにも思える。
そのどちらにしろ、気味が悪いのに違いはない。
雄助はじっとしていられなかった。家を抜け出し、最後に名も知らぬ少年を見た所に向かっていた。
向かう途中、草むらから誰かが現れた。大人が妨害に来たのかと思い身構えたが、違った。
現れたのは同じく儀式に参加した2人の少年だった。
どちらも雄助の記憶にある顔。案の定1人だけが居ない。

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