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ちょっとだけの忍術
官能リレー小説 - その他

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ちょっとだけの忍術 3

僕がしゃがんでいる場所に次第に視線が集まってくる。
このままでは誰か勘のいい奴に見つかるのも時間の問題だ。
(仕方ない、ここは戦略的撤退だ!!)
僕はもう一つの忍術の印を組み周囲に聞こえないように声を出す。
パンッ!!パパパン!!
僕のいる位置とは真逆の場所から大きな音がする。
「きゃっ!!何??」
僕を見ていた全員がその音がした所に視線が誘導される。
その隙に僕は立ち上がり彼女たちに当たらないように更衣室のドアから一番遠いところに移動する。
(ふぅ、とりあえずここで待機だ)
数分後
「ね、ねぇ。とりあえず外に出ようよ」
大きな音の騒ぎが収まり一人がそう言ったの境に彼女たちは水着を着て更衣室のドアから外に出ていく。
僕も彼女たちが出ていくすきをぬって外に出る。中にいて下着をというのも考えたが……
「誰もいないね〜閉めるよ」
と言って日直であろう子が中を確認後カギをかける。
(やっぱりね、昨日外から更衣室を見ていてよかった〜)
中からカギを開ける事は可能だが今度は締めれないため誰かが入ったことが明白となり監視が厳しくなれば
今後に響くのだ。

僕は忍者としてはまだまだ未熟で仙人から貰った忍びの巻物に書いてある忍術はまだほとんど使えてない。
今使えるのは、「姿隠し」とさっき使った「音飛ばし」そして手の中で光を作る「目くらまし」の3つだ。
「火遁」や「水遁」のようなメジャーな術や「変化の術」や「口寄せ」そして「幻術」は使えない。
もっとも「火遁」や「水遁」なんか覚える気は全くない。
そう覚えたいのは「変化の術」そして「口寄せ」そして……
(幻術にはアレもあるし……)
僕はそう思いながら更衣室を後にした。
女子と共にプールサイドに出た僕は、女子の後に陣取るとパンツを下げ、勃起したちんこを扱く。
目の前には準備運動のため、無防備に体を晒す女子達の姿があった。
男の僕にオカズにされてるとも知らない彼女達は、惜しげもなく股を開いたり、お尻を突き出したり、胸を反らしたりして僕の目を楽しませる。
(ふう、いいくい込み具合だ、……ん、準備運動も終わりか。ならこちらも……うっ!)
準備運動を終え、プールに浸かろうとする女子の尻目掛け、僕は精子を飛ばす。
ねっとりとした白濁が女子を水着を汚すが、それに違和感を感じる前に彼女はプールに入り、僕の子種たちはプールに拡散して行った。

「畜生……まだ無理か……」
僕はズキズキする頭を押さえつつ目の前にある鏡に向かって言った。
試しているのは変化の術だ。
いわゆる蛙や猫、犬に変化して敵陣に忍び込む術なのだがこれが意外と難しいのだ……
「ちょっと!!なにやってんのよ。亮介!!」
ドアを開けて一人の少女が飛び込んでくる。
「あ、いやその、バク転の練習……」
「そんなの運動音痴の亮介に出来るわけないでしょ!!」
「あ、いやその」
「とにかく、私が部屋にいるときはやめてよね!!」
バタン!!
「ちょ、阿澄(あすみ)!!」
下平阿澄、僕の一つ下の妹なのだが性格は極めて強気で僕の事を兄とは既に呼んでない。
(まぁそうだよなぁ僕なんてさ……っとと)
今までの僕だったらここで阿澄に言われてはいそうです。だったけど今の僕には……。
(とはいえとりあえずバク転か…それとも火遁を覚えようかなぁ……)
変化の術はなりたいものを頭の中で強くイメージし、なりたいもの髪の毛や部位を手に入れてそれを口にくわえて
一回転すればOKなのだが……僕はそのバク転がうまく出来ない。
先週から約100回はやったと思うができたのは今のところ1回だけ……それも人間の大きさのネコというそれこそ見られたら大騒ぎになるサイズにしか変化できなかった。
(どうにかしないとなぁ……)
またもう一つの僕の欲しかった幻術には幻を見せる為に火や水、風そして土を操る技術が必要な上級忍術というのが判りはたまたこれもどうすればいいのか?
と僕の頭を悩ませていた。

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