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独裁者の後宮
官能リレー小説 - その他

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独裁者の後宮 6

「そうか、なら手伝ってやろう」
ジョンはいきなり赤ん坊の頭を掴んで引っ張った。アンナはたまらない。
「アギャアアアァァァー!!!!いだいいいぃぃぃー!!!!じぬうううぅぅぅー!!!!グギャアアアァァァー!!!!」
アンナは普段の清楚な彼女からは想像も出来ないような叫び声を上げてのたうち回っている。ジョンはそれに興奮して勃起した。そして…

「オギャァ!オギャァ!」
「産まれたぁ!産まれたぞアンナ!男の子だ!良くやった!良くやった!名誉勲章ものだぞ!アンナ!あれ…アンナ?」
アンナは白目を剥いてピクピクと痙攣している。ジョンは赤ん坊をアンナの乳の上に乗せてやった。赤ん坊はアンナの爆乳にむしゃぶりついた。それを見たジョンは大変満足した様子で部屋を出た。

「いや〜、今日は実に良い日だ。こんな日は部屋の中で事務などしているより外に出る方が良い!お〜い!エレナー!」

「お呼びでしょうか?閣下」

現れたのは軍服に身を包んだ美女、大統領の身辺警護と官邸の警備を行う大統領親衛隊の隊長を勤めるエレナ・フェレロ少佐である。親衛隊員は女性のみで、技能・知識・容姿に優れた者が選ばれる。

「民情視察に町に行く。車を用意してくれ」

「かしこまりました。閣下」

素直に従うエレナ…
しかし、彼のような独裁者が町中に出て大丈夫なのか?
答えは『首都に限って』イエスである。

それはエスタニアの国内事情にある。
かつて混乱していたクーデター当初と比べ、治安組織の充実した現在では、首都の治安は非常に平穏であった。

首都に住んでいるのは、政権の幹部・役人・軍人・そして彼らの家族が殆どであり、この美しい都市を一歩外に出れば、荒廃した国土に飢餓と貧困の地獄が広がっているのだが、そんな事は独裁者と彼を取り巻く者達にとってはどうでもいい事であった。
当然、国内には反政府ゲリラなどが多い。
それに対処する為に警察組織が充実しているのだが、それはただの警察ではない。
対テロ、ゲリラ専門として、ほぼ軍隊並の装備を誇る武装警察が50万人規模編成されており、普通の警察よりやや重装備の治安警察が100万人規模と、軍隊に準ずる組織が国内の治安を統制しているのだ。
しかし、それらの組織が国家財政を圧迫し、そのしわ寄せが更に民衆を苦しめているのは言うまでもない。

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