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独裁者の後宮
官能リレー小説 - その他

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独裁者の後宮 5


「閣下あぁーっ!!!お願いでずうぅーっ!!!!早ぐ来でえぇーっ!!!?」
官邸内に設けられた分娩台には全裸のアンナが股を広げた格好で横たわり、半狂乱になって泣き叫んでいた。彼女の顔は汗と涙と鼻水とヨダレでグチャグチャだった。陣痛促進剤を打たれてから数時間、彼女は「朝飯を食い終わるまで待て」という大統領命令を忠実に守り、薬によって引き起こされる子宮の収縮運動と一人で闘い続けていたのだ。
「いやぁ〜、すまんすまん、すっかり忘れてたよ!」
ジョンはそんなアンナを前にして臆面も無く言った。当然だ。彼は独裁者なのだ。
「それではアンナ、出産を始めようか。俺は何をすれば良いのかな?」

「ハァ…ハァ…わ…私が今からぁ…アッ!…あ…赤ちゃんを産みますからぁ…閣下はぁ…アァッ!!…ハァ…ハァ…出てきた赤ちゃんを…アァッ!…取り上げて…くださいぃっ!!」

「わかった。さぁ、いつでも来い!」

隣の部屋にはエスタニア最高の産科医と助産婦が待機している。
保険大臣にしてジョンの義母であるカトリーヌ・カルロスが最高のスタッフを大統領官邸に集めているからこそできる事だ。
彼女はメイリアと同じかそれ以上にジョンを溺愛しており、ジョンの言う事ならどんな無理難題でも喜んで聞き入れる。
数年前から実施されている首都市民に対する予防接種の際にも、ジョンの希望で密かに女子だけに巨乳化薬を混ぜたりしたぐらいだ。
お陰で、市民達の巨乳具合は抜群となっている。マリアやアンナの素晴らしい胸はその賜物みたいなものだった。
そんな自分好みになるようにした女に子供を産ませるのは快感だとジョンは思っている。

「アァーッ!!産まれるぅーっ!!閣下の赤ちゃん、産まれるぅーっ!!!」
既にアンナの割れ目からは赤ん坊の頭が見えている。出産に立ち会うのが初めてだったジョンは、それに見入っていた。
10ヶ月前に俺がアンナの中に出した精子が彼女の卵子と結合して、彼女の腹の中で成長し、今、産まれようとしている。正に生命の神秘ではないか!
おぉ、愛しき我が子よ!早くその顔を父に見せておくれ!!
「アアァーッ!!!!」
アンナがひときわ大きく叫んだ。赤ん坊の頭が出た。
「おぉっ!顔を出したぞ!? アンナ、その調子で次は体もひり出せ!」
「ア…か…閣下ぁ…私、もう…限界ですぅ…」
数時間に渡って陣痛に耐えてきたアンナにはもう、いきむ力が残っていなかった。

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