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犯してMYマザー
官能リレー小説 - その他

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犯してMYマザー 6

「何ていうか…守ってあげたい…」
思わず呟く僕…ちなみに今いるのは三階にある僕の部屋だ。
あの後、二人と話して朧気ながらに解った事は、僕は二人の親戚で、何らかの理由で二人の元に居候しているらしいという事。
あのルクシエルとかいう天使が、そういう風に設定したのだろう。
(それにしても未だに彼女の言ってた“欲望の箱”ってのが一体何なのか良く解らないんだが…)
僕は思う。
(…確か因果を晴らすために母さんと美沙ママとセックスしろって言ってたな…つまりそうすれば元の時代に帰れるって事か…)
だがちょっと待てよ…と僕は考えた。
本当にそれで良いのか…?
あの清純その物といった母さんが、あと二年ほどで、どこの誰とも知れないロクデナシに騙されて妊娠させられて捨てられてしまうんだぞ。
そんな事を許して良いのか…いや、良い訳が無い!
母さんには幸せな人生を歩む権利があるはずだ。
僕は思った。
自分がこの時代にやって来た事には、理由があるんじゃないかと…。

「はあぁっ!!?…いやいやいや、ちょっと、あなた一体何考えてるんですか!?そういうのホント勘弁してくださいよぉ!」
翌日、僕は呼び出した天使ルクシエル(普通に呼んだら現れた)に自分の決意を話すと、やっぱり彼女は嫌そう〜な顔をした。
「お願いします!!二年!二年だけで良いんです!二年だけ僕をこの時代に居させてください!!」
僕はルクシエルに土下座して訴えた。
「困りますよぉ!こっちは早く箱を回収して天界に帰りたいのに、そんな面倒くs…あ、いや…コホコホッ…と…とにかく一刻も早く時任弥生と時任美沙とセックスしてください!」
「でも僕、この時代に来て母さんや美沙ママに出会って心の底から思ったんです!未来を知ってる僕なら、二人の不幸な未来を回避出来るんじゃないかって!」
「…それで二人に悪い男が寄り付かないように側にいて守ってやりたいと…時任弥生と時任美沙が同時期に出産を迎える二年後まで…」
「はい!…お願いです…何も一生って訳じゃないんだから良いじゃないですか…」
「…でも、それだと……」
ルクシエルは僕を真っ直ぐ見据えて尋ねた。
「…あなたの母親と父親とが子を成す事を妨げるという事は、つまりあなた自身が生まれて来ない…存在しない事になってしまうんですよ?本当にそれで良いんですか…?」
「……へ?」
僕は固まった。
…確かにそうだ。
今まで考えてもみなかったが、彼女の言う通りじゃないか。
「…ちなみに時任美沙に対しても同様の事をするのであれば、あなたの叔母・時任明日菜の存在も消えますが…それもよろしいのですか?」
「あ…明日菜まで…!」
僕の脳裏に明日菜の顔が思い浮かんだ。
年齢差たった数ヶ月しか無い僕の叔母…だから叔母と甥という感じがせず、互いに名前で呼び合っている。
母さんや美沙ママに似て美人で気立ての良い明るい性格…ちょっと口うるさいのが玉に傷だが基本的には良いヤツだ。
何て事だ…僕は、母さんと美沙ママに幸せな人生を歩んで欲しいという自分の願いのために、自身はおろか明日菜の存在までをもこの世から消してしまう所だったのだ。
危ない所だった…冷や汗が背中を伝う。
その僕を見ていたルクシエル。
その時、電子音がいきなり鳴った。

何だろうと思ったら、ルクシエルの手にかなり古い携帯電話。
着メロとかがかなり電子音な携帯にルクシエルは出て誰かと話し始めた。

「はい・・・はい・・・えっ?!、ええっ?!!・・・」

驚きながらルクシエルはその携帯を僕に差し出す。

「代わってください、直接話したいそうです・・・」

誰が?何を??・・・
色んな疑問を抱えながら僕は携帯に耳を当てる。

「あ、代わりました」
「始めましてじゃの、時任飛鳥くん・・・わしゃ神様じゃ」

実にファンキーな口調の老人の声。
まぁ、天使がいるんだから神様もいるんだろう。

「お主が開けた欲望の箱・・・あれはそもそもがこっちのミスでお主の元に行ったと思っておったが・・・どうやらお主はそう言う因果に生まれて箱を手にしたようなのじゃ」
「と、言いますと・・・どういう事で・・・」

僕が聞き返すと神様が語りだす。

「欲望の箱と言うのは厄介な代物での・・・自らの意思が存在するようなのじゃ・・・」

そこから語られた内容は僕には想像できないような事だった。

欲望の箱と言うのは神様が世界に不必要な欲望を封印しておく箱で、普段は神殿で保管されてると言う。
その箱に入ってる欲望は、人間社会を乱す元になるもので厳重に保管してたけど、どうやら箱が意思らしきのを持ったらしく・・・
『落第天使』(神様談)に上手く触らせて下界へ向かったらしい。

そして箱を開けれる人物(僕)の所に現れて箱を開けるのと同時に僕と同化。
そして、僕はあんな妖しい状態で母さんとセックスする事に・・・
簡単に言うとそういう事らしい。

で、神様は箱を封印回収する為に僕をその場から緊急に異世界へ飛ばし、僕が箱を開けれた理由を調査。
すると、その因果を解く手段がこの時代の母さんと美沙ママとセックスする事であると分かり過去へ転送したと言う事なのだが・・・
追加の調査で分かった事があるらしい。

「まず、このままじゃと20年後の世界でお主は欲望の権化である魔王となると言う事」
「魔王って・・・あのゲームとかのラスボス的なやつですよね?」

僕の問いに神様は『そうじゃ』と言いながら言葉を続けた。

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