少子化を止める 3
「ごめーん、遅れちゃった〜」
そう言って入ってきた久美子。彼女の腕の中には、2人の赤ん坊が眠っていた。
どうやら赤ん坊を寝かしつけるのに手間取っていたらしい。
「遅いわよ、久美子。危うくこのまま子作りしそうになったじゃない」
「あはは、命君はケダモノだもんね〜。
それじゃ命君が野獣となる前に、邪魔者は退散しますか。
あんこちゃん、ちょっとの間、私と一緒に遊ぼうね〜♪」
久美子は慣れた手つきで子供を受け取ると、赤ん坊とともにさっさと部屋から出て行った。
「さ、待たせたわね。それじゃすぐに始めましょう。
今日は待たせたお詫びにたくさん子供を産ませていいわよ?」
「まったく・・・何、上から目線で言ってんだよ。
『産ませていい』じゃなくて、『産ませてください』の間違いだろ?
この淫乱出産マニアが」
「気持ちいいことに変わりないんだから、どっちでもいいでしょ?」
きなこの言うとおり。命ときなこは軽く笑うと、さっそく朝の日課を開始した。
「きなことの間に男の子が生まれて良かったわね」
久美子が自分の子をあやしながら言うと、
「だからってきなこだけが特別って訳じゃ・・・」
「分かってます、私もそろそろ男の子が欲しいって思っていただけよ」
命が久美子を開脚させると、
「だいぶ濡れているみたいだね」
「そりゃ、毎日でもあなたと・・・」
「アウッ、そ、そろそろ限界だから出すね」
「アアーン、イ、イッちゃう、イッちゃうよ」
勢い良く精液が子宮へと流れ込むと、久美子のお腹が一瞬で丸みを帯びていき、
「う、生まれる」
命が慣れた手つきで取り上げると、
「やったな久美子、男だぞ」
「名前はどうしようか。」
「そうだな、あんまり奇抜なのにすると後で困るかもしれないし・・・」
「きなこの子はあんこって付けたくせに。」
「あれはきなこが自分で決めたんだよ。」
「そ、そうだ、大樹なんてどうかな?」