不知火家メイド隊 7
しかし身体の反応ばかりはどうしようもない。
全身を甘く蕩かす快感が明媚の身体から力を奪い、心を折ろうとする。
「ふぅンッ!?んぁっ、は、はひぃッ!?」
もはや彼女を支えているのは恭介への忠誠心だけ。
しかし身体はそんな彼女の忠誠心をあざ笑うかのように絶頂に達した。
「〜〜〜〜〜ッ!?」
声にならない悲鳴が上がる。
膣内は彼女の絶頂に合わせ、絶妙な力加減で恭介のモノをきゅんきゅんと締め上げる。
しかしそれでも恭介を満足させるには至らない。
ならばメイド隊の女としてすることは1つ。
明媚は思うがままにならない身体に鞭打ち、必死に腰を動かそうとする。
「ふぐッ・・・!?ふひ、ふはああぁ・・・ッ!」
その動きは先ほどまでとはまるで話にならない、たどたどしいものだった。
絶頂直後の敏感な身体が、わずかな動きで苦痛にも似た快感を伝えてくる。
(ダ・・・メぇっ、ここで、動くのやめたらっ・・・!
恭介さま・・・遅刻しちゃうぅっ・・・!)
もはや尊敬するしかない忠義の心で奉仕し続ける明媚。
その様子を黙って見ていた恭介はどこまでもにこやかに、余裕を持ってたずねた。
「明媚さん?もう限界?」
「ひ、ひへぇ・・・。ま、まりゃ平気れふぅ・・・!
しゅ、ふぐひしゅっきりしゃせえぇ・・・ッ!」
ろれつの回らない様子で再び絶頂する明媚。
このまま放っておけば、壊れるまで彼女は腰を振り続けることだろう。
しかしだからと言って恭介が射精せず抜いてしまえば、彼女のメイドとしての沽券に関わる。
恭介はやれやれと苦笑しながら、彼女に止めをさすことにした。
恭介は寝転がったまま、明媚の腰に合わせて下から突き上げる。
すでにろれつの回らぬほどに感じていた明媚は、その一撃で動きを止める。
「ひにゃああぁぁっ!?な、なひぃ・・・っ!?」
「ごめんね、明媚さん。明媚さんのイキそうな顔見たら、イカせたくなっちゃった。
ぼくのためにいっぱいいっぱいイッてちょうだいね?」
優しくも残酷な宣告に、明媚はどうしていいのかわからない。
恭介のメイドとして断固たる態度を取るべきなのか。
それとも主人の願いをかなえるべきなのか。
その答えを出そうにも、また繰り出された一撃が明媚の思考をかき乱した。
「ふにゃああぁぁんっ!?」
「ほらほら、明媚さんっ。難しいこと考えない!
ボクがいいって言ってるんだから、明媚さんはボクの言うとおり、アヘ顔さらしてイッちゃえばいいんだよっ!?」
そう言いつつ、恭介は下から明媚をガンガン突き上げる。
普通、騎乗位というと男はあまり強くつけないものなのだが。
この男は腰に負担がかかることなどお構いなしに突き上げる。
その様はまるで暴れ馬と、それに振り落とされる寸前のカウボーイだ。