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不知火家メイド隊
官能リレー小説 - その他

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不知火家メイド隊 16

「真理香これどういう事なの!!僕、こんなの命令した覚えないよ」
「シェイラは昼間、学校で坊ちゃまにお怪我を負わせました罰を与えなくては行けません」
「だから、あれは不可抗力だよ。シェイラは悪くないよ」
あられもないシェイラの姿に思わず声を荒げる恭介、温厚な彼には珍しいことであるが、真理香は昼間失態を犯したシェイラには罰を与えなければならないと冷静に言う。
それでも、シェイラは悪くないと彼女をかばう本当に恭介は優しい少年である。
だが、恭介のその言葉を聞いて当人であるシェイラ自身が恭介に罰を乞うてきた。
「恭介様!お願いです!シェイラに罰をお与え下さい!!・・・もしも恭介様に罰して戴けないのであれば、この場で自害して自らを罰する覚悟に御座います!!」
シェイラは口から舌を出すと、自らの歯でそれを噛み千切ろうとする。
「な!何を!!」
その様子を横で見ていた真理香は、主人である恭介に進言する。
「坊ちゃま!必罰必賞こそ組織の要。主人たるものメイドがミスを犯した時に罰する事は、メイドを褒めるのと同じ位大切な事なのです・・・これを怠れば、組織は何れ衰弱し、消滅いたします。坊ちゃまは何れ不知火家の当主と成り、日本経済を支配されるお方!!坊ちゃまの両肩には、この国の未来が架かっているのです!!・・・もしも坊ちゃまがシェイラに罰を与えぬのであれば、私は大旦那様に彼女を解雇するよう進言させていただきます!!」
恭介の乳母であり、教育係でもある真理香は若い主人の成長の為、あえて心を鬼にする。
「そ!そんな・・・」
真理香の言葉に恭介は青く成る。
「・・・・・・・・」
心が揺れているのは、シェイラも同じだった。
不知火家メイド隊のメイドにとって恭介に奉仕する事こそが、自らの存在理由であり、唯一の喜びなのだ。
シェイラは無言で恭介に捨てられたその時は、即座に自害し恭介のメイドのまま死ぬ事を決意した。
「坊ちゃま!ご決断を!!」
「わ・・・分かったやるよ」
恭介のその言葉に真理香は満足気に頷き。シェイラは喜びの笑みを浮かべる。
「恭介様・・・どうぞシェイラをお仕置して下さいませ・・・」
シェイラはそう言うと恭介に差し出すように、白いプリッとしたお尻を向ける。
「うっうん!」
(どうすれば良いのかな?)
「坊ちゃま!まずは此方をお使い下さい・・・」
恭介がどうすれば良いのか迷っていると、横に控えていた真理香が、部屋の棚から何かを取り出した。
「そ!それは幾らなんでも・・・」
主人に差し出した真理子の手には、幾重にも分かれた房鞭が握られていた。
気の優しい主人が躊躇しているのを見た真理香は、後輩であるメイドに命じる。
「シェイラ!貴方からも坊ちゃまにお願いしなさい!!」
「あっ、はい!申し訳ございません朝霧隊長・・・恭介様・・・私は恭介様の護衛でありながら職務を果たす事が出来ませんでした・・・で、ですから、私は恭介様の手によって、激しく罰していただきたいのです・・・恭介様・・・真にお手数ですが、どうぞこの無能で淫乱な牝犬メイドめを鞭打って躾け直してくださいませ・・・」
シェイラは顔を真っ赤に染めて、呟くようにそう哀願する。
欲情に濡れた彼女の瞳はしっかりと自らの飼い主の姿を捉え、これからなさえるであろう鞭打ちの刑に期待で身体を震わせていた。

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