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幼なじみ
官能リレー小説 - 女性向け

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幼なじみ 25


亮くんも…ごめんねっ!!


ヴーヴー
あ、メールかな?

呼び出しは10秒ほどで止まったので私はメールだと確信し携帯を開いた。

『FROM:ヒロ
亜希に聞いてくれた?できれば今日か明日がいい』

はいはい。
「ねぇ亜希、今日か明日の放課後ヒマなら駅前の図書館で勉強しない?」
「今日大丈夫だけど、学校の図書館じゃダメなの?」
「ヒロも一緒に勉強したいんだって」
「へぇ〜〜明日槍がふるわ」

槍って……
「あたしは別に良いよ、ヒロに久しぶりに会いたいし」
亜希に快く許可をいただいてヒロに了解のメールを返信する。

『亜希はOKだって(^O^)学校終わったら図書館で待っててね〜』
送信……

中学以来の集まりになるなぁ。
「一応、亮くんには言っておいた方がいいわよ……愛香が平気でも、亮くんがどう思うかわからないしね」
「あっ、うん……」
私の曖昧な返事に亜希は少し怒ったような表情をする。
「アンタねぇ……こんなんで亮くんの信頼損ねる方が勿体無いでしょ!………エッチまでした仲になったのに曖昧な態度じゃ駄目でしょ!」
最後はマズい言葉、慌てて亜希の口を押さえる……いくら何でも大声で言われると、ここに誰もいなかったけど恥ずかしいよ…

「わ、わかったっ!ちゃんと言うから!」
「包み隠さずすべてよ!」
はい!と返事はしてみたものの……

前、亮くんとヒロが鉢合わせしたときヒロったらケンカ売るみたいな態度とっちゃったから心配だなあ……
快く「行ってきてきなよ」って行ってくれるかな。
心配だわ……。



「え〜?」
案の定、亮くんはいい顔しなかった。
「あ、亜希も一緒なの!それに図書館で勉強教えるだけだから、ね!」
「今日は一緒に帰ろうかと思ったのに」
怒ってるな、これは。
「ごめんね!久しぶりだし、やっとやる気だしたみたいなの」


「……どうしても愛香ちゃんがみなきゃいけないの?」

「え?」

とたんに亮くんは罰の悪そうな顔になって、ごめんって謝った。

私も何ていったら良いかわかんなくて、うん……としか言えなかったけど。

「行っといで……僕は愛香ちゃんの彼氏なんだしね、愛香ちゃんを信じてるよ」
「う、うん!ありがとう!」

亮くんがあんな風に言うなんて、はじめて……。
やっぱり嫌なのかな……。

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