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幼なじみ
官能リレー小説 - 女性向け

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幼なじみ 11

仲良さそうに二人が写っていた。
「なんか・・ムカツクな。」
がちゃっ 愛香が戻ってきた。
「どうかした?」
と、顔をのぞきこむ。「別に。」
「なんか…不機嫌?私なんかした?」
悲しそうな顔で俯くので亮は慌てて、
「違うよ。なんかこの写真にヤキモチやいて。」と、写真を差し出した。
「さっき思ったんだけど、あいつとなんかあったの?」
ドキッとした。その表情を亮は見逃さなかった。
「あいつに何かされたんだ?」
愛香の顔が曇ったのを見て、亮は済まなそうに言った。
「ごめんね・・・ちょっとヤキモチすぎるね僕・・・愛香ちゃんには愛香ちゃんの友達付き合いがあるもんね・・・」
「謝らなくてもいいよ・・・ヒロは幼なじみだけど・・・今一番好きなのは亮くんだから・・・」
ヒロへの気持ちはまだ複雑だけど、今言った事も本当。むしろ亮くんに悪い事したと思う。
ちょっと複雑な表情をしていた亮くんは、私の言葉で何時もの屈託無い笑顔に戻る。
「本当にごめんね・・・」
「いいの、アイツがあんな態度取るから、余計な事亮くんに思わせちゃって・・・」

「だって一応……彼氏だからさ」
顔を真っ赤にして照れる亮くん。
なんだかその「照れ」が伝染したみたいで、私まで赤くなっちゃう。

「あ、今度ヒロに注意しとくねっ」
照れ隠しって言うのかな。亮くんの顔を見ずに、そんな言葉が私の口から出た。

亮くんは何も言わずに私の手を握ってきた。
突然…。

「注意なんてしなくて良いよ、気にしてないから」

やさしい笑顔。
ドキッとしちゃう。
なんで亮くんはこんなに優しいんだろう。
私が亮くんの立場だったら怒るのに。

きっと関係を根掘り葉掘り聞いちゃうのに。


だからね、亮くん……

たまにその優しさが不安になるの。

私こういうの慣れてないから、時々どうしたら良いか分かんなくなる。

でも、頑張って亮くんの隣にいれるような彼女になるからね。

頑張るから……

ヒロのこと忘れさせて



「じゃあね、亮くん」
「うん、月曜に学校でね」
あれから二人で他愛もない話を続けた。
亮くんの体調もすっかり良くなって元気になったみたい。
「ごめんね玄関先で」
「外暗いくて危ないからここで良いよ」

確かに外は茜から黒へ染まろうとしていた。
「気を付けてね」
亮くんが帰って、ヒロが現れるのかと思ったけれどそれも無く、時間は深夜に向かって行った。
お風呂から上がり、ベットに倒れ込むと、今日の亮くんの優しさが全身に行き渡るように暖かかった。
私、亮くんの事・・・本当に好きになってるんだ・・・あれからずっと亮くんの事しか頭にない。
ベットで自然と私の手は胸と股間に向かった。
「亮くん・・・んあぁ・・・」
大きくて男の視線が気になるし、ヒロには弄ばれた乳房だけど・・・亮くんにこのおっぱいを可愛がって欲しい!
そして大事に取っている私のバージン・・・亮くんにあげたい!
私の頭の中で、亮くんが私を可愛がってくれる・・・その想像だけで、今までのオナニーの中で信じられないぐらい気持ち良くなれた。
結局、私はヒロの事を忘れ去り、2度3度と絶頂を迎えて気持ち良く眠りにつけたのだ。

次の朝、目覚めも最高だった。
私はシャワーを浴びて身体を綺麗にし、髪も綺麗に仕上げる・・・勿論、亮くんの為に。
こうしてワクワクしながら、私は教室についたのだ。
教室に入ると笑顔の亮くん・・・私の見たかった笑顔で迎えてくれた。

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