PiPi's World 投稿小説

同級生
官能リレー小説 - 女性向け

の最初へ
 21
 23
の最後へ

同級生 23

「じゃあ…」
「なによ」
少し怒ったような口調で悠太が口を開いた。
「エロくて…まぁむっつりだとしよう。」
「…?」
「ゆきはこんな俺嫌いなのか?」
「んなっ///」
「どうなんだよ、ちゃんと言えって」
大真面目な悠太。
顔をまた赤く染め魚のように口をパクパクしてるゆき。
「なんで今そんな事聞くのよ!」
「大事なことだろ〜」
「…嫌い!!…じゃぁない…。けど、エッチなのは苦手……。というか…恥ずかしい…。」
「嫌いじゃないって言う事は好きでもないって事?」
悠太は悲しそうに聞いた。
「…悠太の事は好きだよ!…けどエロくてムッツリな所は、まだ私には…早いみたい。」

そうだろぅな。ホントこいつ何も知識とか無さそうだもんなぁ。まさか赤ちゃんはキャベツ畑から生まれるとか言わないよな〜。

「お前、赤ちゃんがどうやって生まれるか知ってる?」
「そ、それはぁ……///」
あ、知ってるのか。
「小学校のとき…保健で勉強しました…!」
「ふぅん」
ゆきはますます顔を赤くし、うつむくばかりであった。

「じゃあさ、ゆきはそれって子供作るためだけにすると思う?」
「え…質問の意味がわかんないよ」
「その…セックスって子供を作るためだけの行為だと思ってるのか?」

ぼんっ!と音がしそうなくらいゆきの顔が赤くなる。
セックスという言葉に固まってしまった。

「おい?ゆき?」


いつまでたっても固まるゆきが心配になり、悠太は隣へ移動する。
「ゆき?ゆきぃ〜」
ゆきの肩をガクガク揺らすと、拘束が解けたようにゆきの体がゆるんだ。
「悠太…」
「どうした?」
「……子供を作るだけじゃ…ないの?」
「へ?あぁ」
悠太はゆきが心配で、その事は一瞬忘れていた。
「こほんっ、それはだな」
ひとつ咳払いをして諭すように話し始める。

「相手が本当に好きだから、するんだよきっと」
「……」
「ほら、好きな人が出来るとどんどん相手の事知りたくなるだろ。それの延長線にセックスってのはあるもんだと思うぞ」
我ながら良い事言ったな〜。

悠太は自分の言葉に酔いしれながらゆきの反応を待った。

「…じゃぁ悠太は私とセックスしたいの?」
「え!?…そりゃ…お前の事好きだし…。…でもな、セックスにはタイミングもあるし、子供も出来ちゃうかもしれないんだぞ。…だから、俺は、したいけど…ゆきがいいって言うまでしないよ。」
「でも、私だって悠太の事好きだから、そしたらセ…セックスするのが普通なんでしょ?」
「ん゛?まぁ…すぐにしなきゃいけないわけじゃないよ。それにゆきは初めてだろ?初めてって血がでたりして、すっごく痛いらしいぞ!だから、覚悟が出来たらで…。」

SNSでこの小説を紹介

女性向けの他のリレー小説

こちらから小説を探す