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優柔不断な恋心♀×♂♂
官能リレー小説 - 女性向け

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優柔不断な恋心♀×♂♂ 5



あの日・・・・

外は落雷が響き渡り、土砂降りの雨が窓ガラスを叩いていた。
部活動は中止となり、足早に生徒たちは帰宅していった。
そんな中で、強士と雅志を含め、数人の野郎ばかりが、視聴覚室の大型ディスプレーの前に集まっていた。
猫背ぎみの姿勢で、瞳を輝かせながら画面を見つめる野郎共・・・
「ごくっ・・・」
誰とも知れず、喉を鳴らす音が、中の喘ぎと重なった。

「強士、勃った?」
雅志は掠れた声で小さく聞いてきた。
「あ、ああ・・・お前は?」
雅志は目線で頷くと、その膨らみを指でさした。

「うぉぉ〜やっぱ大画面で観ると堪んねぇーよなぁ〜・・・この際だから、皆で出さね?」
この画像をダウンロードして来た野郎は、背を伸ばしながらズボンを落とした。

「お、おい・・いいのかよ?学校だぜ。。」
「雅志、何いい子ぶってんだよ。学校でシコッタこと無いのかよ?」
「な、無くはねーけど・・便所だから問題ねーだろ?・・」

(雅志・・便所でヤッタことあんのかよ・・)
強士はなぜか意外な気がした。
雅志とは誰もが認める親友同士ではあるが、どういう訳か、そっち関係の話しをするのは別の野郎を選んだ。
雅志も雅志で、専ら下の話しをするのはこのダウンロード野郎であるようではあったが、
それでもリカに告る時や、ファーストキスを向かえた時にはいち早く、強士に報告してくれた。

ダウンロード野郎に続き、雅志もズボンを開いた。
既にマックスなのは、ボクサーパンツを持ち上げる、その勢いから嫌でも分かった。

強士は眉を顰めた。
こういう事に慣れてはいなかった。
いくら修正無しのお姉ちゃんが股を広げていても、他人の前でヤル気にはなれなかった。

「どうした?」
雅志は自分のに手を突っ込みながら、強士の顔に向かい首を傾げた。

「い、いや。」
強士は画面を見つめ直し、愛想なく答えた。

「どれ?」
「え?!・・おい!・うぁっ@@!」

雅志の手がいきなり強士を握り締めた。

「何だ、ちゃんと勃ってんじゃんか。」
「おい!やめろって!!」
強士は身を捩り、雅志の手から逃れた。

「恥ずいのか?・・ついてるモンは皆んな同じさ。」
そう言うなり雅志は、強士の目の前でパンツを捲り下げた。

ゴムにその先端は引っ掛かり、黒々と密集した陰毛だけが、強士の目に飛び込んできた。

「お、おい!ちょっと待てよ…」 声を荒げ、文句を言い掛けた。
その言葉を待たずとして、ゴムから抜け出た雅志のそれは、勢いをもって“バッチッ!”っと、自身の腹を打った。

「なんなんだよ…全く…」
強士は半ば呆れ、それでもそれを凝視した。

結構デカイ…
それが率直な感想だった。

今まで幾度となく、雅志のモノは見てきた。
部活帰りに銭湯に寄ることは日常茶飯事であったし、
プールの着替えでは、腰にタオルを巻くこともなかった。
それでも、反り返りを見せる、芯を通した雅志のソレを見るのは、強士にとっては初めてだったのだ。
体型的には身長も体重も細身の雅志に比べれば、強士の方が勝っていた。
しかし、目の前で起立するそれに関しては、明らかに雅志に軍配は上がっているように思えた。

それでも男のプライドは、それを称えることはしなかった。
「全く、大したモンでもないのに、見せつけてんじゃね−よ!」
皮肉交りに苦笑して見せ、尿道口先端につくった汁玉を、指先でパチン!と、弾いてやった。

「痛てぇ!」 雅志は腰を引いた。
鉄の棒のように硬くなったソレが、フラフラと左右に揺れた。

「付き合ってらんね−・・・」
強士は雅志の肩をポンポンと叩き、1人、教室を後にした。

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