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忘れられない気持ち
官能リレー小説 - 女性向け

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忘れられない気持ち 4

震えながら泣く沙織に夏津が話しはじめた。
『俺さぁ、昔っから欲しい物は何でも手に入れないと気が済まなくてさぁ、手に入らない物なんて無いと思ってたんだよなぁ。』と沙織の頭を自分の肩に乗せてなでながら話す。その手が心地よくてずっと欲しかった安らぎに出会えた気がして沙織は安心して話しだした。
『だから私も手に入れてあきたら捨てるの?』悲しそうに話す。
『おまえのことはさぁ、何てゆうかクラブで見かけた時どうしても手に入れなくちゃいけない気がしたんだよ。』
『だから私を抱くの?』悲しそうにうつむく沙織に夏津はどうしていいかわからず『俺のやり方は間違っているのか?』と聞いてくる。
『あなたにはあなたのやり方があるように私にも私のやり方があるの。』
見てめながらゆっくりと話す沙織に夏津は…。
『おまえのやり方?』
『そう、抱くってことはきちんと恋愛をしてないとダメだよ!わかる?』
『そんなの、わからねーよ。』
『じゃあ、私のことは諦めてね!』沙織は夏津の膝の上から降りた。
『あなたは可愛そうな人ね。』沙織は座ったままの夏津を見下ろして言った。
可愛そうなんて言われたことが無い夏津は沙織のことを手放したくなかった。
こいつなら自分をわかってくれる。
『おまえ、いい女だな。』
この人何言ってるの?おかしい。
でもほっとけないのも事実なんだよね…。
私どうしちゃったんだろう。
『何、言ってるの??』
その時沙織のお腹がぐう〜と鳴った。
恥ずかしい〜『ねぇ、お腹すかない?私何か作るよ!嫌いなものはある?』
なぜ?嫌なのにこの人をほっとけない…。こんな気持ち初めて。

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