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―EDEN―
官能リレー小説 - SM

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ボーイは頭を深々と下げる。すると中からスーツを
着た男が出てきた。

「蓮?どうした?」

「店長。」

《…店長?すごく若い。30歳手前ぐらいかな?》

“蓮”と呼ばれたボーイが店長へ耳打ちする。すると店長がニコリと笑って華澄を見た。

「貴女が―Planet―の…。本日はいかがなさいましたか?」

「…実は先日この財布を拾いまして、仕事が休みだったのでお届けに上がりました。」

華澄は先日拾った財布を店長へ差し出した。
差し出された財布を店長が受け取り中身を確認した。

「これは、これは。蓮。アゲハは今空いているだろ?アゲハを呼びなさい。」

「かしこまりました。」

蓮はカウンターへ行き電話をかけた。

「華澄様、確にこれはウチの従業員、アゲハの物にございます。今、本人が参りますのでしばしお待ち下さい。」

「いや、構いませんよ。」

華澄が断ろうとすると奥のドアからスーツ姿で綺麗な男が出てきた。真っ黒で髪で碧い眼の男だった。

「店長!俺の財布見付かったって!?」

「あぁ。この方が拾って下さった。礼を言いなさい。」

「ありがとう。本当に助かったよ。この財布、気に入ってたんだ。何かお礼をするよ!」

「いえ。気にしないで下さいたまたまですから。」

「そんな訳にはいかないよ。そうだ。ここで遊んでいけば?よかったら会員になりなよ!」

アゲハと呼ばれていた男は屈託のない笑顔で華澄に言った。

「いや、でも…」

「気にするなって。いいよな!?店長!」

「あぁ。華澄様さえよろしければ、アゲハの言う様に会員になられませんか?」

「ほら!店長もこう言っているしさ!」

アゲハが嬉しそうに言っていると先程のボーイの蓮がアゲハに声をかけた。

「アゲハ。指名が入った。部屋に行きなさい。」

蓮の言葉にアゲハが華澄に手を振り去って行った。そして華澄がロビーを見渡すと女が2名程カウンターにいた。

《さっきの指名入れたのはあの人たちかな…》

「いかかです?アゲハもあぁ言っておりますし、よろしければ遊んでいかれませんか?」

「えぇ…。じゃあ…お言葉に甘えます。」
すると店長は分厚いファイルを2冊持ってきた。

「それでは当店の説明をさせて頂きます。当店は会員制のホストクラブです。ただ普通のクラブではございません。」

「普通じゃないって?」

「当店はSMホストクラブでございます。」

「SM!?」

店長の言葉に華澄は驚きを隠せなかった。

「え…。SMってあのSMですよね?」

「もちろんでございます。」

それから店長は手際よく説明を続けた。

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