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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 92

しかし、ボスの顔は確実にそう言ってなかった。
それ以降もこのやりとりは続いた。
結果、彼女の胸には様々な文字が掘られた。
黒い文字とそこから流れる血、何もされてない所は透き通る程白いのでその対比が余計に目立つ。
そして彼女をくくりつけていた縄をほどく。
そして改めて彼女を縛り直すと、別の部屋に連れて行き、彼女を放り込む。
この部屋は、調教師達の休憩室兼輪姦用の部屋である。
「そいつを気が済むまで弄んでいいぞ。」と告げると、ボスは自分の部屋に帰っていった。 
そしてボスはウイスキーを飲みながら一人つぶやく。
「まさかアイツの名を知ってるとはな…」
有坂裕也とはボスの本名ではなく、ボスを暴走させた人物であった。
かつてボスと有坂は大学の同じ学部に在籍し、イケメンコンビとして知られていた。
ボスと有坂はいい友人であった。
ではなぜボスは暴走したのか?
それは女性関係が原因である。
ボスには長年付き合っていた彼女がいた。
しかし彼女は突然ボスに別れを告げると、有坂と結婚してしまう。
しかもデキ婚で… 
この時の有坂に対する恨みは大きく、組織結成のきっかけとなる。
ボス自身は別に仲の良かった女性と結婚したが、有坂への恨みは消えることがなかった。
なぜなら最初にボスが調教した女性は彼の妹だからである。
彼女を使い、ある政治家とコネを作ったボスはこれは使えると踏み、彼の友人や後輩らと共に組織を結成する。
ちなみにボスの妻は、2人の子を産んだ後に亡くなった。
2人は、男の子と女の子で、両方調教師だ。
その女の子はレズ調教を仕込む女である。
つまり、ボスが特別扱いしてるのはこういう理由である。
男の子の方は調教師にはなったが、元来の病気持ちで数年前に亡くなっている。
つまり、ボスの子供はレズ調教の女の子だけである。
また、ボスの年齢だが実はかなりの年だが、なかなかそうは見えない。
まあその理由の一つにガッチリとした体格もあるだろう。
しかし、老いにはなかなか勝てず、組織の後継者を決めなければならない段階まで来ている。
一人の絶対的な人が死んだ後はよく分裂しやすい。
それは組織だけでなく、国家にも前例がある。
つまり最近のボスの悩みは後継者選定にある。 

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