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官能リレー小説 - SM

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プレゼント 85

俺は暁奈達に「わかった。」とだけ返す。
そして色々情報を調べる。
その日は、色々調べるだけで終わった。
翌日は、一日限りのバカンスを雫と結香と過ごした。
レンタカーを返し、その日の最終便で帰る。
―この事件を知った組織―
ボスはつぶやく。
「あいつらだな、このやり口は。あいつらは俺よりSだからな。死人が出てもおかしくはない。グロだって平気だからな。俺には理解出来んが。」
そのボスの予想は見事なまでに的中する。
ある日のことだった。
中国地方の山中にバラバラになった死体が入ったドラム缶が見つかったのである。
死体は全てのパーツが胴体から切り離されており、その胴体も何かが溶けたものが付着している。
更に全てに無数の傷が入っている。
この残忍な殺され方から、マスコミは連日のように報道した。
更にこの殺された人が1年前に行方不明になった女子高生だと報道される。
俺は本気で恐怖を覚えた。
なんせうちは女の子が多いし、この殺された女の子も彼女達同様誘拐された娘の可能性が高いからである。
俺は全員を集めて告げた。
「朝ニュースでやってたバラバラ殺人事件…被害者はおそらくお前達同様誘拐された娘だと思う。お前達はここにいるが、この先何があるかはわからない。だから知らない奴には絶対ついていくなよ。特に暁奈・純菜はマジで気をつけろよ。殺されたら何にもならないからな。」
みんな暗い返事をする。
それほどこの事件は深刻だということだ。
それは組織とて同じだった。
いくら組織から別れた者達の仕業とは言え、とばっちりでこちらの信頼がガタ落ちになるばかりか、
殺人に死体遺棄それに婦女暴行とあっては警察の捜査は徹底的にやるだろうから捜査がこちらまで及ぶ可能性があるのだ。
ようやく立ち直ったばかりなのに、この事件の対応まで手を回す余裕は無いのだ。
ボスは考えているうちに事件の位置を見て、ボスは有効な手が浮かんだ。
沖縄に中国地方の事件の近くには岩国があった。
ボスは早速とある所に電話を掛けた。
そこはアメリカ国防省…ペンタゴンだった。
ペンタゴンにボスは連絡し、日本政府への根回しと保護を依頼する。
その代わり、上質な日本人の女の子の性奴隷5人を2ヵ月以内に献上すること。
以上の条件でボスは合意を取り付けた。
組織から別れた奴らと組織のボスの最大の違いはここであった。
ボスは本気で裏から世界を支配するために、世界各国の首脳・官僚とネットワークを持っている。
だからこそ、警察に捕まらずに長いことやっていけるのである。
別れた奴らには当然これはない。
だからこそ暴走するのをボスは恐れているのである。

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