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官能リレー小説 - SM

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プレゼント 70

そして事務所。
「ただいま…」
「お帰り。暗いじゃない、どうしたの?」
「なあ茜、俺のことどう思う?」
「どうって…」
「改めて思ったよ。俺って最低だよな。人に自分の考え押しつけてさ、都合が良くなったらぬけぬけとしゃしゃり出る。人間の屑だよな、俺。」
茜は次の瞬間、正人を殴り飛ばした。
「いい加減にして!さっきから聞いてりゃあ帰ってきていきなり何よ!あんたがいないとこの事務所は成り立たないし、みんなあなたを選んだんでしょ?それなのにあなたがそんなんでどうするの!」
「あ、茜…」
「仙台の旅館で私達があなたについていくって言ったじゃない!どうしてそんなことしか言えないの!あの時は言ってなかったけど暁奈ちゃんも純菜ちゃんもあなたについていきたかったはずよ!なのに自分のことしか考えないで切るとかありえないわよ!あの娘達に正人は変わったってとこ見せなきゃ!もうしっかりしてよ!」
茜は最後の方は目に涙が溜まっていた。
俺ははっと気づいた。
「今度会うときは俺らしくならなきゃな。今は顔を合わせられないが、絶対最高の顔で再開してやる!」
そう彼は誓った。
正「よし。買い物でも行くか。」
茜「私も行く」

―外に出た時だった―

茜「あっ。暁奈、純菜。どうしてここに・・・。」
「私達、やっぱり正人さんの所の方がいいです。だから無理言って追ってきました。」
「そうなの…。でも正人は駐車場へ車出しに行ったから、もうそろそろ来ると思うわよ。」
そして、裕也が現れる。
「はじめまして、谷川茜さん、私は有坂裕也と申します。」
「え、ええこちらこそ。」
「暁奈ちゃんと純菜ちゃんですが、どうしてもあなた達の所が良いと言うので連れて来ました。ところで佐藤君は?」
「今車を出しに行ってるわ。あと5分位で来るんじゃあないかしら。」
そのとき、ガッチャーンと家の裏の方から音がした。
茜「なに今の…」
有「車のぶつかる感じが…」
音のした方にみんなで行くとそこには半分ほど壊れた車と血だらけの正人がいた。
暁「正人さん…。」
正「事故ッちった…」
そういうと正人は倒れた。

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