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官能リレー小説 - SM

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プレゼント 68

『奴隷』という言葉に、2人は過剰な反応を見せ、それを裕也は見逃さなかった。   裕「そんなに怖がることないよ。基本的にはメイドとやることは変わらない。違うところは、"夜の相手"をしてもらうって事さ」そして、こう続ける。「それに、私はSMだとか調教だとかいう趣味はないし、興味もないしね」
裕「そんな趣味のある人間が君達を真人間にしようとするかな?」
裕也の話は至極当然であった。
確かに、彼はアブノーマルだが相手に苦痛を与えることを快楽とする質ではない。
裕「週一で私の屋敷に来て治療を受け、掃除や炊事洗濯を済ませ私の夜伽をするだけで一億がチャラになり最高の治療が約束されるんだ。
悪い話では無いと自負するが?」
実は裕也は二人が奴隷を拒んでも借金の返済を迫る気はなかった。
それどころか治療費の負担だってする気だ。
二人の治療も教育も自分が始めたことだ。ならば最後まで自己の責任で行うのが彼の流儀である。
裕「なに、すぐに答えは迫らんさ。
正人さんと十分に相談して答えを出しなさい。」
正人にしても凡人が闇社会に囚われ、苦労したのだ。
二人を捨てた時だって心身を限界まで酷使して冷静な判断が出来なかったのだろう。
ならば咎める気など起きない。
裕「明日、また来ると言っていた。正人さんが忙しくないのであれば、どれだけここで話し合っても構わないし、私も、君たちが決断するまで、部屋から出ないことを約束しよう。」        2人は複雑な心境であったが、      純・暁「「ありがとうございます」」と、正人と話し合いの場ができたことに喜び、嬉し涙と笑顔で礼を言った。

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