PiPi's World 投稿小説

プレゼント
官能リレー小説 - SM

の最初へ
 64
 66
の最後へ

プレゼント 66




居間で二人と雫が話す間に裕也と正人は裕也の執務室にいた。
裕「事情はあの二人から聞いています。
しかし片方からだけだと情報が偏るので貴方からも説明を願います」
裕「ちなみに私は一人5000万をかけた女性を只で手放すほどお人好してはありませんよ?」
「何から聞きたい?」
「何でもいいですよ。」
「じゃあまず出会いから行くか。」
正人はタバコに火をつけた。
バス運転士時代は待機中にかなり吸っていたが、最近は一週間かかっても半分しかなくならない。
「まあ簡単に言うとあいつは俺へのプレゼント品だ。意味わからんと思うが。」
「誰からですか?」
「聞いたことないか?女子高生連続失踪事件。暁奈、純菜、今日助手してもらってる雫、まだ事務所帰ればいるがみんなその被害者だ。犯人は謎の組織らしい。」
「ほう。」
「まああいつを手に入れたのはただのネットの懸賞だがな。俺も最初は暁奈一人だけだった。だが次々送られてきた。そして8ヶ月前に北海道の片田舎で起きた爆発事件覚えてるか?」
「ええ、まあ。」
「それがきっかけで純菜や雫、まああと一人いるがうちに来た。」
「ふむ。」
「みんな謎の組織による調教を受けた。あんたは知ってるかどうか知らんが平気で暁奈と純菜は人前で露出してたし、知らない男にホイホイついていった。流石にブチ切れて彼女達を置いて帰った。…まあこんなとこだ。」
「なるほど。」
「今考えてみりゃあ暁奈は俺に嫉妬してたのかもな。だから昔の仲間だった純菜と共に俺の気を引かそうとしてたのかもな。」
「ふむ。」
「ちょっと蛇足もあったがこんなとこだ。何か質問あるか?あれば答えるぞ。」
「ではなぜ今更になって引き取ろうとしたのですか?」
「正直怒りに我を忘れた自分が恥ずかしいし、ボロボロになったあいつらを引き取り、治療し、勉強まで教えたあんたには感謝してる。それから言えば俺は最低な人間だよな。散々物扱いして都合良くなったら帰って来いなんてな。こんな最低な奴の所よりはあんたの所の方があいつらも幸せだろう。だからあいつらを頼む。今の俺には引き取る資格はない。この依頼は最後までやります。また明日この依頼の件で来ます。」
正人はそう言って部屋を出て、雫を呼び、連れて帰った。

SNSでこの小説を紹介

SMの他のリレー小説

こちらから小説を探す