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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 62

「私達も着いていきたいです。でも…私達、我慢できないし。きっとまた約束破っちゃうから…」
目に涙を溜ながら震える暁奈と、彼女の気持ちを自分の気持ちを涙ながらに訴える純奈。
二人を切り捨てるか、二人の行動まで包み込むかは正人次第である。
そして正人は厳しい決断した。
「じゃ二人とはここでお別れだ」
正人の以外な言葉にみんなは驚く。
「どうしてですか!」
純菜は正人に詰め寄り暁奈はただただ泣きじゃくる。
しかし正人は二人に冷静に話した。
「人は助けあいながら暮らして行かなければならない。
その為には不満が有っても最低限の規律は守らなければならない。
俺達の場合は俺や茜の忠告をお前達が従う事。
それが出来なければ残念ながら切るまで」
正人は言い終わると帰り支度を始めたのだ。

そして暁奈と純菜を残して六人は車で帰って行ったのだった。
車の中の雰囲気は一応に暗い。
「本当にあれで良かったのですか」
茜が正人に話し掛けると正人は辛そうに言葉を返す。
「二人のわがままを許しては俺達全員が不幸になる。
そんな事になっても俺は全員を守りきれる自信はないよ…
俺はそこまで人出来てはい…な…い…」
その時、正人の眼から滝の様な涙が流れていた。
茜はこの先話す事が出来なかった。
その後、俺達は役所に行き手続きを行い正式に暁奈と純菜は他人となった。

そして二ヶ月後、正人達六人は楽しく暮らしてた時、茜に双子の女の赤ちゃんが産まれたのだった。
ある日のこと。
俺は珍しく近所のスーパーに買い物に行ったら、昔の同僚である明宏に会った。
「お、佐藤か。元気そうだな。」
「ああ。お前もな。」
「ところで佐藤、聞いたか?何か知らんがJR〇〇駅で痴女がでるらしいぜ。」
「〇〇駅って一番大きな駅じゃないか。」
「そうさ。何か最終電車が出発した後に出没するらしい。な、マジで会ってみたくないか?」
「別に。」
俺はその場から立ち去る。
「あ、おい待てよ。」
明宏の声も無視して車で事務所に帰る。
「しかし痴女か…また深夜に何でだろ?」
俺はそうつぶやく。
ー事務所ー
「今度の依頼は〇〇駅の痴女退治よ」
子供に母乳を与えながら茜が言う。
「…らしいな。さっき昔の同僚から聞いたよ。」
「そういう訳でよろしく!」
しゃーないな、調べるか。
ーその日の深夜1時ー
俺はみさきと共に〇〇駅に向かっていた。
彼女が今回の助手だ。
俺が教えてたのもあり彼女はまだ若葉マークだが、かなり運転は上手い。
「何だか嫌な予感がしますね。」
「当たらなけりゃいいけどな。」
そして〇〇駅に着く。

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