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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 43

ボスはこう続ける。
「なるほどな。確かにお前の言うとおりだ。外部からの圧力には耐えやすいが、内部分裂はどんな組織でも防げない。すまんな。お前のおかげだ。これからはあの女探偵とバス運転士から手を引く。奴らにプレゼントした女も引き取る必要はない。ただし女共が余計な発言をしてる可能性もある。だからそれらを破壊する。それで奴らとは縁を切る。これでどうだ?」
全員異論はないようだ。
「ならこの作戦でいく。これで会議を終了する。」
その翌日のことだった。
みんなで正人の家に行った。
茜は病院へ、残りは正人の家でつくろいでいた。
茜達が茜の家を出て、帰ってくるまでの時間にこの作戦は実行された。
しかも一見わからない。
そのDVDを再生しないとわからないようになっている。
何も知らない茜達はいつものようにくつろいでいた。
更に誰も気づかなかった。
これが茜の捜査の大きな足枷になるとは誰もわからなかった。
そんなこんなで1月が経過した。
茜の足も大分治り、ようやく調査が出来た頃の話。
その日は、8月のうだるような暑さだった。
正人はその日から3日間休みで暁奈とどこ行くか相談していた。
その時、茜が胡桃とみさきを連れてやって来た。
「おう、今日はどうした?」
「ごめんね、ちょっと仕事しなきゃいけないの。しばらく時間かかるからこの子達お願いね。」
茜は正人に2万円渡すと、仕事に行った。
「じゃあ骨休みにどっか行くか?」
「海に行きたい!」
みんな口をそろえて言う。
「海か…クラゲが本格的に出る前に行くか。そういえばみさきは水着持ってなかったよな?」
「はい、そうです。」
「じゃあついでに買いに行くか。」
正人は三人を車に乗せて出発した。
一方の茜は、パソコンに向かって作業していた。
「あの娘達の証言やあの娘達が持っていた証拠を整理するか。」
茜はそう言ってDVDを再生する。
しかし、そのDVDには茜の期待するものは映ってなかった。
「やあ谷川茜君、これは我々からの最後のメッセージだ。よく聞け。」
「今度は何なのよ!」
茜は画面に向かって叫ぶ。
しかし、画面の男は構わず続ける。
「我々はお前達とは金輪際関わらないことにした。我々のプレゼント品を大事にしてくれ。それとこのDVDは再生終了後データが消える仕組みになってる。じゃあな。あんたなかなか優秀だったぜ。」
画面の男がそう言うと、DVDがプレイヤーから出てくる。
この後、このDVDを再生しようにも、NO dataとなる。
一方の正人達は、都市から離れた綺麗な海水浴場に来ていた。
ここはかなりマイナーな所で人はかなり少ない。
「ナンパには気をつけろよ。」

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