PiPi's World 投稿小説

プレゼント
官能リレー小説 - SM

の最初へ
 39
 41
の最後へ

プレゼント 41

そして俺と茜は薬を見て考え込む。
「で…この薬はどうするんだい」
「う〜ん、私の予測どうりなら…組織の一端を掴んだ事になるのだが…」「だが?」
「今の私じゃ、これが限界…国が動く気が無い以上、私一人では命が幾つ有っても足りないわ」
俺は頷くしかなかった。
組織への捜査を一時中止した茜でさえこの仕打だ、捜査を続けてたらとっくの昔に命を落としてただろう。
「で…結局この薬は…私としては胡桃と暁奈ちゃんに飲まそうと思っているの」
「えっ、何で組織の思い通りの事をするんだい」
茜の言葉に俺は驚いてしまった。
「胡桃の怖がる姿を見てるとね…組織の記憶を消さない限り胡桃が安心する事は絶対に無いと思うの…本当は駄目な事なんだけどね…」
「でも、それでは組織への貴重な証人が居なくなる事に」
「うん、そうなるね一応は映像記録等は既にDVDに保存してるし薬も全部は飲まさないわ」「でもな…」
「それにね組織は内部崩壊以外に倒れる方法は無いと思うの、そして私の勘だけど崩壊が少しずつだが始まっていると思う」
茜はそう言うと薬を見て理由を言った。
「だって、あの組織があんな単純なミスするなんて今までなら考えられないわ」と。
茜の予測に俺は何故か頷いてしまう。
俺も組織がこんな単純なミスするなんて思わなかった。
茜は敢えて組織の戦略に乗って内部崩壊をさせようとの長期的な作戦を打ち出したのだ。
勿論だが、この作戦は茜の予測によるものであり、逆に組織を助長させる恐れさえあるのだが、この薬を見ると茜の作戦に乗っても良いかなと思ったのだった。

俺と茜は暁奈と胡桃に薬を2/3だけ飲ませた。
それは本来みさきに飲ませる量と同じだった。
そして数日がたち暁奈と胡桃は組織の事をほぼ忘れていた。
調教で身についたテクと快楽の記憶の除いては…
翌日のこと、正人の家に胡桃とみさき、そして茜がやって来た。
「ごめんね、暁奈ちゃん。お願いね。」
「私は大丈夫ですよ。それよりお気をつけて。」
そして茜は行ってしまう。
見送る時に暁奈は嫌な予感がした。
「なんでだろ…茜さんを止めろって声がするのよね…悪いことが起きなければいいけど…」
ーその頃の組織ー
「ボス、このミスの挽回は大丈夫ですか?」
「なんだ気になるのか?別に問題無えよ。調剤してるのは俺だけだしな。お前に確認はしてもらったが。いざとなったら新たな手を打つまでさ。」
すると別の部下が部屋に入って来た。
「ボス、例の女探偵の追加調査がきました」
男は調査表に目を通すと男は笑みを浮かべ部下達に言った。
「どうやら、あの女探偵は完全に我が組織の調査から撤退をしたので以後は暫く放置する様に」
男が言うと部下達は男の命令に従がえざろうえなかった。
そして男が一人になると調査表を見る。
「それにしても女探偵のSMテクは是非とも調教師として我が組織に欲しい逸材だな。
それに佐藤と言う男の精力は凄い、この男も欲しいな」
男は正人と茜を組織の一員として迎え入れたいと思い始めていた。

SNSでこの小説を紹介

SMの他のリレー小説

こちらから小説を探す