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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 40

茜と胡桃は病院でのリハビリから家に戻って来るとあの大きなダンボール箱が置いてあった。
ちなみに茜は骨にボルトを入れる等の手術を受け現在は歩ける為のリハビリの真っ最中だが今のところはまだ車椅子で家と仕事場そして病院とを行き来していた。
また胡桃もまるで茜の奴隷の様に茜の身の回りの世話や仕事の手伝いをしていた。

「よいよ仲間が来たわよ胡桃」
「えぇ…お姉様…」
箱を見ると胡桃は一人で入れて、その後に茜も家に入っていった。
箱を開けると制服姿で縛られ口にギャグボールを噛ませたみさきが詰められていた。
そして胡桃はみさきを縛ってあったロープとギャグボールを外すとみさきは胡桃を襲い薬を飲ませる……はずだった。
しかし、みさきは着ていた制服をすぐに脱いで全裸で茜に寄って「お願いします…御主人様…」と哀願したのだった。

男は出荷する時、みさきに対して一つだけミスをした。
それは薬の配分を間違え茜の家に着く前にみさきは組織の事を忘れてしまったのだ。
つまり男が、みさきに告げた最後の命令さえ忘れたのだった。

そして胡桃はみさきがしている事を羨ましく見ながら、みさきが身に付けていた制服を片付けていた。
そしてポケットを片付けようと手を突っ込むと薬が二錠現れた。
胡桃は薬を茜に渡すと途端に茜の顔つきが険しくなった。
そして茜はみさきに質問を始める。
「ねぇ名前は?」「城野(しろの)…みさき…」
「じぁ、箱に入る前はどうしていた?」
そこでみさきは悩んでしまい頭を横に振り分からないと言ったのだ。
すると茜は少し悩んだ後、突然携帯を取り出し電話をかけた。
「もしもし正人さん…うん、これから今すぐ暁奈ちゃんと一緒にこっちに来てくれない…うん、悪いけどお願いじゃまた」
茜が電話を切ると正人達を待っていた。
その約2時間後、ようやく正人が暁奈を連れて来た。
「ごめんな。また遅れちまった。…でそちらは?」
「ああ、みさきちゃん。私が頼んでた娘よ。」
「その薬は?」
「さあ。正人わからない?」
「文学部出の俺に聞かないでくれ。」
ーその頃の組織ー
「ボス、この薬の配分間違ってませんか?」
「しまった。これ20mgでよかったのに30mgも入れてしまった。まあいいや、やばくなったら何とかするさ。」
ー再び茜の家ー
「…という訳よ。」
「なるほどな。あと足は大丈夫なのか?」
「これで大丈夫な訳ないでしょう。」
「だよな。」
「あと私がバス乗るときは協力してね。」
「俺が運転するバスならな。」
一方の部屋では、暁奈と胡桃とみさきがじゃれ合っている。
「ま、もうちょっとくつろいだら?」
「それもそうだな。あと明日からしばらく早番だから胡桃とみさき預けるなら暁奈にな。一応言っとくから。」
「ごめんね。助けてもらって。」
「困ったときはお互い様だろ。」

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