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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 29

次の日のこと、男はバスに乗り、一人つぶやく。
「しかし、身も心も女しか愛せない奴隷か…アイツに頼むのもいいけどな。う〜ん、そうだ!女はグループを作るからな、二人まとめて仕込めばOKだな。」
やがて、バスが駅に着く。
男は運賃を支払い、駅から電車に乗り、アジトに戻る。
一方、このバスの運転していた正人は、待機中につぶやく。
「あの男、何の事を言ってたんだろうな?」
正人は一人悩む。
そんなとき、別の運転士が正人に声をかける。
「何悩んでんだよ!女子高生を奥さんにもらった奴がよ!」
「なんだ、明宏か。」
「なんだとは何だ!ったく何でお前ん所に可愛い女子高生が来るんだよ?うらやましい限りだぜ。なあ、今度俺に紹介してくれよ。」
正人は、明宏を完全に無視し、帰りの運転のためにバスに乗る。
「あ、おいこら!無視すんな!」
(相変わらずやかましい奴だぜ。)
明宏こと武井明宏は正人の同期入社の奴で、別の営業所の運転士だ。
昔は、正人とよく風俗街に行ってたが、最近は誘っても正人が拒否するので彼にとっては不満らしい。
その日、正人は仕事を終えて帰宅すると、暁奈に聞く。
「なあ暁奈、何か女しか愛せない云々言ってた男がいたけど、お前を調教した組織と何か関係あんのか?」
「正人さんも会ったんですね。」
「まあ、運転してたバスに乗ってきただけだけど。」
「あとでまた詳しく話します。とりあえずご飯を作りますね。」
暁奈はそう言って夕飯の準備をする。
俺も暁奈を手伝う。
そして、ご飯を食べながら暁奈が話す。
「多分、その男は私を調教した組織のボスです。私も随分彼にいじめられました。」
「そんな奴がなぜこんな街の外れに?」
「それはわかりません。ただ、彼を捕まえればかなり多くの女の子が帰ってきます。」
「そんな奴ならなぜ警察とかは捜査を止めたんだろうな?」
「私の想像ですが、彼は政治家とかとつながっていると思いますよ。」
「なるほどな。それは納得だ。」
「話は変わりますが、私今日から生理なんです。あと私、正人さんの子供が産みたいんです。」
「暁奈はまだ17だろ?早いよ。もうちょっと二人で暮らさないか?」
「そうですね。でもこれからは子供が欲しくなったら私が正人さんを襲いますよ。」
「ははは…」
「ま、今日は出来ないですので、ゆっくり休みませんか?」
「そうだな。」
そして二人で布団に入る。
暁奈が寝静まった後、正人は一人考えていた。
「組織のボスは何のため来たんだろう?ここは役所も遠いのにな。意味分かんねえな。しかも警察も弱み握られてか何か知らんが全く触れないしな。でも俺も同罪なのかな…。でも暁奈は守りたいな。」
正人はそんなことを考えていた。
横を見ると暁奈が眠っている。
「やっぱ可愛いよな…。明宏がごちゃごちゃ言うのもわかるな。」

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