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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 174

組織の策略などとはいざ知らず香純は浮かれていた。
小さい頃からバレーばかりの生活で普段からジャージばかり着ている香純は洋服選びを満喫している。

もともとスタイル抜群で長い美脚で何を着ても似合うモデル体形の持ち主の香純。
刹那たち香純プロデュースチームはパンツルックを奨めるが、香純は少女趣味であまり似合わない可愛らしい服を着たがる。
「あたしの初めてのデートなのよ、可愛い服で遊園地に行くのが夢だったの」

そして土曜日…正明達のマンションから一番近い地下鉄駅の改札に、香純待ちの真也がいた。
「お待たせ〜」
…と香純がやって来る。
香純は女性としては183cmとかなり高く、しかも胸も大きいので誰だって一発で分かる。
「じゃあどこに行こうか?」
「あたしちょっと遠いけど新しく出来た遊園地に行きたい!」
「そっかぁ。直通便もあるし行こうか。」
そして二人は切符を買って地下鉄ホームへ向かう。
もちろん手を繋いだまま…
セッティング組(刹那・正明・聖良の3人。愛可は部活の大会の予選で欠席。)はと言うと…
「うんうん、最初は問題無いね。じゃあマサ君、アタシ達も行こうか!」
「う、うん。」
「あ、ちょっと待って〜」
…と香純達のデートの見守り役(兼デート)でやっぱり同じ遊園地に行くことにした。
実は香純が遊園地に行きたいと言ったから刹那が勧めたが、実は自分も行きたかったのは内緒だ。
この「ラブパーク」は最近話題のカップル向けの遊園地で最新のデートスポットとして雑誌などでもよく取り上げられている。

刹那、聖良も正明にべったりで香純のサポートなんて頭から消えてしまいはぐれてしまう。

香純たちはと言うと最初は初々しいカップルらしく微妙な雰囲気だったけれど、真也のエスコートもありすっかり良い雰囲気になっていた。


「あたし、男の人と二人で観覧車に乗るのが夢だったの」
香純の一言から二人は観覧車へ乗り込む。
この観覧車は全面マジックミラーで中からは絶景な上に外からは中の様子が見えない。さらに一周が約一時間もかかるため人目を気にせずにイチャつける人気アトラクションで香純は刹那からのアドバイスで『既成事実』を作ってしまおうと真也の思惑などもしらずに勝負を賭ける。

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