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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 173

そしてまた、組織の陰謀が佐藤家を襲い始める。

「ハァ」
「どうしたの?香純ちゃん」
いつも元気なのだけが取り柄のような香純のため息に聖良が心配する。
「あたし、真也君に告白されたの」
男勝りな性格とその長身のおかげで、男子からは友達としてみられるばかりで色恋沙汰とは無縁だった香純は恋の病に胸を痛めていた。
「すごいじゃん、香純ちゃん。黒峰真也君でしょ? すごい人気だよ」
「あたし、告白されたの初めてでなんか、ドキドキしちゃって部活も今日はダメダメでさぁ」
「な〜る。でも真也君競争倍率高いよ?」
「知ってるけどさぁ…でもあたしは彼しか考えられないのよねぇ…。正明には抱かれたけど正明って、あたし達の兄弟じゃん?お母さんが違うだけで。」
「うん…まぁ…そだね。」
「でしょ?ああ、あたしどうすればいいんだろぅ…」
「ただいま〜」
「おじゃましま〜す。」
その時に正明と刹那がちょうど帰って来た。
「あら、かすみん何で暗いの?」
「恋の病にかかったみたいよ。」
「ああ、真也君?アタシも告白されたけど、目の前でマサ君に抱き着いたら舌打ちしてどっかいっちゃったねぇ。あの後かすみんに告白したんだ。」
「流石校内一のバカップル。まぁそれはいいけど、かすみが恋の病を治さないとうちのバレー部の成績に直結するからねぇ。そしたらピンチだよねぇ。かすみは勉強はダメダメだし。」
「う〜ん、確かにかすみんはアタッカーだからねぇ。アタッカーがダメだとなかなか点入らないしね。じゃあここはアタシこばしせつなちゃんがかすみんの為に何とかするか。」
「何をする気?」
「今週確かかすみん試合無いから、かすみんと真也君でデートしてもらうとかどう?アタシ告白された時に、真也君の番号とメルアド交換したからね。」
「なるほどねぇ。でも結構かすみは純情だからね。」
「まっかせなさい!アタシこう見えても誰とでも話せるから。」
「そう言えばそうだったね。」
「そういう事♪かすみ〜ん、アタシが真也君とデートさせてあげるから。」
「えっ、本当?」
「今週の土曜日にいってらっしゃい。セッティングしておくから。」
「せつな…ありがとう!」
一方の真也はと言うと…、組織の幹部と連絡を取り合っていた。
「どうだ?作戦は順調か?」
「はい、今のところ全く問題は無いです。結構牝奴隷にさせられそうです。」
「なるほど。でも怪しまれない程度にやれよ。」
「それは十分承知してます。」
「ならいい。しっかり頑張れよ。」
「もちろんです。」

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