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官能リレー小説 - SM

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プレゼント 167

「でもキリは奴隷になんてなってないよ?」
キリエが口を開く。
「そうね、奴隷ってのはまた違うのかもしれないけれど正兄ちゃんやみつきちゃんはキリちゃんの事を可愛がってくれるでしょ?だからね、自分勝手にしちゃダメなのよ。」
「ふぅーん?」
キリエは意味を理解できないでいた。
「キリちゃんごめんね。私我慢できなくなっちゃったから御主人様の所に行くね。」
美津花がいなくなってしまい美津花の言葉を考え、正明の所へ行く事にした。
正明は刹那、愛可、香純、聖良の同居組と龍馬、玲美夫妻の話を聞いている。
「…主人と奴隷の関係とはそういうのが大切なのだよ。」
正明と刹那、聖良は興味津々に話を聞いているが、香純、愛可は恋愛感情や身体の相性で関係を持っている仲なのであまり興味がないようだ。
キリエもさすがに相手をしてくれる状況では無いのは理解できたのでみつきの所へ行く事にした。
「御主人様、美津花のいやらしい姿を見ててください。」
美津花はテーブルの上で龍騎とみつきにオナニーを見せていた。
そんな時に…
「み〜つ〜き〜ちゃ〜ん。」
「何よっ!」
「あっ僕の理想の女の子がまた来た!」
「あなただぁれ?」
「聞いて驚け!我が名は城野龍騎8歳!N大附属小学校2年1組出席番号8番!」
「ふ〜ん、そう。」
「ふ〜んとは何だ!」
「だってキリは年上のお兄ちゃんが好きだもん!」
「何だとう!お前もつるぺたと同じで性格悪いな!」
「誰がつるぺただっ!」
バキッ!
「…ったくみんなよってたかって僕をいじめて!特に巨乳の方!君は僕のメイドにしてやるからな!」
「メイドは十分いるでしょう!勝手に人をメイドにするな!」
…とみつきとキリエと龍騎がぎゃーこらぎゃーこら言ってるので肝心の美津花はと言うと…
「あのぅ…ご主人様…」
「「「あんたは黙ってなさい!」」」
…と言った感じである。
この言い争い以降、龍騎はキリエをメイドにしようと父と伯母に頼み込んでは父には怒られ、伯母にバカにされるのはまた別の話。
そして月日は流れ、佐藤家一家が家に帰る日になった。
『トゥルルルル』
「それじゃあ今度は春休みだね。ボク達が行くんじゃなくてキリが来る事になるように楽しみに待ってるからね」
「正兄ちゃん!キリがんばるね」
長崎から長時間電車に揺られやっと中央駅へ着くと正明達はそのまま自分達の部屋へ帰るために家族と別れの挨拶をしていた。
「エッチは程々に勉強がんばれよ」
正明はキリエの頭をくしゃくしゃ撫でると電車に乗り込む。
「またね〜!」
キリエは電車が見えなくなるまで手を降り続けていた。

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