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プレゼント
官能リレー小説 - SM

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プレゼント 142

正明もまた考えていた。
『せつなはどうしてあんな事をしてきたのだろう?
恋人同士になったのに奴隷がいいってなんでだろう?
さっきは勢いで一番の奴隷だなんて言ってしまったけど、また前の時みたいに女の子を物みたいに扱うのはもう嫌だ。

せつなとどうして行けば良いんだろう?』

お互いの思いを乗せ、長い沈黙が車内を包むが車は走り続け、城野邸へと辿り着く。

ガイドさんから使用人に引き継がれ別館の地下へと案内される。

考え事をしていた二人はどこに連れられてるかなど考える余裕も無かった。
「こちらです」
使用人が扉を開くと室内の光景に二人は言葉を失う。
その部屋では龍馬が玲美を調教していた。

「ようこそ、正明君。
以前からきみには目を付けていたんだよ、私と同じ匂いをね。」
龍馬の言葉に正明は意味が理解できなかった。
「え?」
「自分がサドだって事は理解しているだろ?
だから、マゾの刹那君を受け入れた。
嫌がる相手を無理矢理調教するのは好きではないから。
相手はきみのサディスティクを求め、きみはそれに答えられるだけの才能がある。
恐がることは無い最高の愛情表現なんだよ。」
「え?でも…」
「これは父と母の合言葉なんだけどね、SMって奴は究極の純愛だからね。多分意味わかんないだろうけど」
「はい…なぜSMは究極の純愛なんですか?」
「まあ…簡単に言えばSMって奴は人間にしか出来ないだろ。相手を縄で縛ったりとか。レイプとか普通の和姦は動物でも出来るだろ?特にレイプなんて動物的本能から来るものさ。だけどSMは違う。何度も言うけど人間しか出来ないプレイなんだよ。」
「…」
「まあ…にわかには受け入れられないだろうけど。僕だってそうさ。今調教している玲美は普通のセックスじゃあ絶対満足しないさ。こういう形が彼女にとって一番嬉しい愛され方なのさ。君の彼女せつなちゃんでいいのかな?彼女もこんな愛され方を望んでいる筈だよ。これは別に彼女をモノ扱いしてる訳では無いし。でも僕からは無理矢理強制はしない。後は君達で考えてくれればいいよ。小林、この二人を部屋に案内して!」
「はい!かしこまりました!」
小林と呼ばれた初老の男に連れられて二人は専用の部屋に向かう。
その頃、龍馬は。
「刹那ちゃんか…
親父が調教手伝っていわく素質のある娘だって言ってたよな。
でも組織がもともと淫乱な彼女に薬物を与えすぎて淫乱どころか頭の中がセックスしか考えられなくなってしまい奴隷としての価値が無くなって捨てられたって悔しがってたよな。」

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