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官能リレー小説 - SM

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プレゼント 118

ちなみにFコードはセーハと言って人差し指で全弦を押さえる必要がある。
上手く押さえないとなかなか音が出ないコードでもある。
そんな彼女の元に親子と見える女性二人が来た。
「あの〜すみません。城野みさきさんの家を知らないですか?」
「あ、みさきおばさんの知り合いですかね?」
「いえ…私は城野みさきの妹で城野かなみといいます。そしてこちらは娘のゆりかと言います。」
「アタシは佐藤りんです。ちょうど帰ろうと思ってたので案内しますよ。」
そしてりんはギターを抱え、城野かなみ・ゆりかと名乗る親子と共に家に帰る。
(この親子もアタシ達みたいに胸が大きいのね…)
りんはそう思いながらもなんだかんだで家に着く。
「たっだいま〜」
「あら、お帰り。りんちゃん、後ろの人は?」
玄関にいたみさきはりんにそう聞く。
「何かね〜、みさきおばさんに会いたいんだって。」
「みさき姉さん、会いたかった…」
「え?え?え?どういうこと?」
「父も母も姉さん達に伝えてませんが私も城野の娘です。」
「ちょっと待って…オヤジに連絡するから。」
―待つこと5分―
「うん、今オヤジに確認した。あんたあたしの妹だってね。まあうちは子供多いけど多分大丈夫だよ。きっと正兄や茜姉も快諾してくれるよ。」
…という訳でみさきの妹という城野かなみとその娘ゆりかがこの一家に加わることになった。
だが、かなみとゆりかはすぐに病気にかかり死んでしまう。
元々主人が死ねば生きていけないように2代目のボスにされていたが…かなみは最後に姉に会う為…姉達に組織の危険さを伝える為に現れたのだ。
それが最愛の主人である優也の復讐にもなるし、彼女達にとって主人のいない世界等意味が無かった。
かなみの死は正人達に組織との新たな戦いを予感させるものになったのである。

まあ、そんなこと言っても緊張感の無いうちの子供達なので、みんな好き放題やっている。
バレーやらソフトやらギターやら何やらかんやらいつものようにしている。
「お気楽ねぇ〜」
茜はそうつぶやく。
「ま、そのうちわかるんじゃないかな。」
俺はそう答えておく。
季節はもう冬でクリスマスや年末年始も近い。
そんな時にみさきの23つ離れた弟で城野家当主龍馬(たつま)君から手紙が来た。
「お久しぶりです。この前の葬式以来ですね。話は変わりますが正月こちらで過ごしませんか?」

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