プレゼント 113
優也はサディスト…だが、一方的に女を痛めつけるだけのサディストではない。
娘を任してもいいかなと、思える良い印象があった。
さしもの正人も、優也が現ボスと3代目を争う最有力候補だったとは思いもしなかったのだが…
まあとにかくゴルフはスタートする。
みんなえらい良いスコアをたたき出す。
優也も沙織もそこそこのスコアを出す。
俺はあるホールに移動中、優也に話かけた。
「ところで優也君の家族って誰だい?」
「僕ですか?母と双子の妹がいますね。」
「父は?」
「いやあ見たことも聞いたこともないですね。母に聞いてもわからないと言ってましたしね。」
「ふ〜ん、そっかぁ。」
「しかしさおりんは可愛いですね。」
「ああ、まあな。」
「12人兄弟の3番目らしいですね。」
「まあな。姉二人は今日いるがな。胸と背以外がそっくりな双子姉妹が沙織の姉二人だ。」
「へぇ〜そうなんですか。お名前は?」
「暁奈と純菜。背が高くて胸が大きい方が純菜だ。そして暁奈が長女、純菜が次女になる。」
「そうなんですか。しかしいろいろとありがとうございました。次のホールからも頑張りましょう。」
「ああ。」
そして最終ホールまで回る。
そして一番スコアがよかったのは暁奈であった。
「へへへ〜あたしが優勝よ。」
「流石暁奈だな。」
「流石ですね。そうだ!今度うちがゴルフ大会を主催するんですよ。もしよければ参加しませんか?優勝なら賞金900万円です。あ、参加者は女性限定です。」
「へぇ〜面白そうじゃない。沙織・ジュン・愛良!参加しようよ。」
「まあ〜アキ姉は強情だしねぇ。いいわよ。それでいつよ?」
「来週の日曜日です。朝8時に事務所の玄関で待っていて下さい。迎えの車が来ますから。」
「わかったわ。」
俺は何となく嫌な予感はしたが、気のせいだと思った。
そして来週の日曜日…
暁奈・純菜・愛良・沙織が事務所のあるビル(要はみんな暮らしてるビル)の下で優也を待っていた。
そして優也が来た。
何かいかにもお坊ちゃまが乗るようなリムジンで。
そして優也は車から降りてきた。
「さ、乗って下さい。」そしてみんなリムジンに乗り込む。
みんな乗るとリムジンは出発する。
車の中で優也はみんなに告げる。
申し訳ありませんがみんなには少し眠っていただきます。
そして優也は催眠スプレーをかけて眠らせると、準備にとりかかる。