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調教!異世界からの女侵略者
官能リレー小説 - SM

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調教!異世界からの女侵略者 5

「そういうことさ。こいつでどうだ!」
そう言って俺は、エネルギーアロー、雷光球、冷凍光線、火炎放射を同時に展開する。
異なる4種のエネルギー、同時に防御することはデスパイア幹部にだってできはしない。
だが、敵はアナザーワールド最強の戦士だった。
「デスパイアを滅ぼしたのは卑劣な手段と聞いていたが……その不意打ちが貴様の手口か」
爆炎の中から悠々と姿を現すリンディ。
「普通の不意打ちに意味がないことは理解していたようだな。その上で挑んできたことは誉めてやろう」
リンディの言うことは本当だ。
彼女は俺が奪ったのと同じ超感覚を有している。それがある以上、今までの戦いで俺がやったような不意打ちは通用しない。
厳密に言うと、超感覚は俺以上。加えて、有しているスキルのレベルも彼女の方が上だ。
リンディの戦闘力がアナザーワールド最強というのはまぎれもない事実だ。
異次元海賊デスパイアの総力を持っても、リンディを討ち果たすことは叶わない。
もっとも、ルルーカの指揮の下でなら話は変わって来るのだろう。
ああ見えても、ルルーカの指揮能力は極めて高い。だからこそ、俺もあのようなゲリラ戦を強いられた。
そして、リンディに真っ向から戦っても勝てないことは分かっていた。
だが、俺がすぐに向かわなければ、リンディはルルーカのかたき討ちのため、復興が始まって間もない東京を無茶苦茶にしていただろう。
「楽しませてもらったぞ、ストレインジブレイカー」
そう言ってリンディは刀を天に掲げる。すると、すさまじい光が刀身に集まっていく。
これがリンディの最強の奥義「混沌滅光斬(カオティックブレイカー)」だ。
エネルギーを帯びた刃故、受けることも止めることも不可能。極めた戦技故、回避すら不可能の必殺技だ。
「受けろ! 混沌滅光斬!!」
「その技を待っていた!」
「混沌滅光斬」が放たれる直前、俺はレディコレクターを起動した。
あの技は発動の瞬間、わずかな隙が生まれる。そして、レディコレクターは1/1000秒あれば、起動可能だ。
目の前で使っていては、起動は妨害されていただろう。
だが、俺はルルーカからかつてリンディの目標として弱点の克服を掲げていたことを聞いていた。
だから、全力でこの奥義を使わせるよう仕向ける必要があった。

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