PiPi's World 投稿小説

調教!異世界からの女侵略者
官能リレー小説 - SM

の最初へ
 2
 4
の最後へ

調教!異世界からの女侵略者 4

だが、同時に極上の獲物であるとも確信していた。
この世界に攻めてきた頃のルルーカは嗜虐心をそそる高慢な美貌の持ち主だった。
一方、リンディは研ぎ澄まされた刃物のような美しさがある。
それに、そればかりが女性の魅力でないとはいえ、豊かな双丘の持ち主でもある。
正直、刀を振るう邪魔にならないかと心配になるが、四肢を観れば鍛え抜かれた肉体なのだとも思う。

「いざ、参る!」
裂帛の気合と共にリンディが斬りこんでくる。
魔力を利用した空中の高機動力は圧倒的だ。並みの戦士なら、対応も出来ずに一方的に両断されているだろう。
威力だって、データベースによれば小型の飛空艇程度なら真っ二つに出来るとある。
だが、俺にはレディコレクターで手に入れた超感覚があった。すんでの所で回避を行う。
「ほう……今のを回避したか。嬉しいぞ」
ニッとリンディが笑った。その笑みに俺は、自分の初手が失策だったと気づく。
「今の一撃を避けてくれるほどの手練れでな!」
回避のためにわずかにずれた態勢に向けて、あり得ない速度での切り返しが放たれた。
俺はたまらず、ビルに吹き飛ばされた。
「ちっ、思ってた以上だな」
俺は悪態をつきながらエネルギーソードを作り、二刀流でリンディに挑む。
とにかく、相手の機動力を自由にしてたら、あるはずの勝ち目もなくなってしまう。
「ほう、斬りあいを望むか。上等だ、人間!」
リンディは俺の接近をわざわざ迎え撃ってくれる。そして、それが慢心でないことは俺が一番よく分かっていた。
東京上空を舞台に、俺とリンディは切り結ぶ。
俺は剣を防御に使いながらエネルギーソードで攻撃を行うスタイル。
一方のリンディは上段に構えた、攻撃重視のスタイルだ。
「なるほど、デスパイアを倒したのは伊達ではないようだな」
圧倒的な速度から繰り出される攻撃をしのぎながら、俺は刺突でリンディの急所を狙う。
しかし、それもリンディには防がれてしまう。
正直なところ、こうやって俺の攻撃があるからリンディの大胆な攻撃を封じることができているようなものだ。
こう見えて、リンディは戦いを楽しむ苛烈な性質だけでなく、狩人の冷静さも持っている。

SNSでこの小説を紹介

SMの他のリレー小説

こちらから小説を探す