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悪の女怪人
官能リレー小説 - SM

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悪の女怪人 5

既に裏ではサタンデビルを解体する動きが進んでいたのだ。ギルドが独断でリリムのような協調性の無い怪人を作り出せたのもそれによるものが大きい。
とにかく組織が弱体化していくことによりギルドは死なずに済んでいた。


「博士を奪い返せたのは良かったけど、ちょっと遊んでいる内にお家が無くなるとは思わなかったわ」

組織が滅ぼされてから3日。つまみ食いに飽きたリリムが基地に帰るとそこは更地になっていた。
そこで虜にした男達に調べさせると博士が捕まっている事をしり単身アースレンジャーの基地に突撃。
最短で博士を奪還すると適当なラブホへと身を潜めた。
男の家を転々とする生活も悪くは無かったのだが何か面倒くさくなって来たので博士に新しい秘密基地を作らせようと思って行動を起こした。
多数のヒーローが居合わせるアースレンジャーの基地から事もなげに博士を奪還したリリムのポテンシャルは性格に難はあれどとてつもなく恐ろしいモノだった。

アースレンジャーの施設と連結した戦闘員製造プラント、それは未だに放置されていた。リリムは最短ルートで博士を救出したのでそれを知らないのだ。
その奇妙な施設を戦闘員達が満たしたとき、新たな動きが起こる。
彼等は全裸状態なので見た目は人間の男性と変わらない、だがトカゲの様な尾があり髪も肌も白かった。
彼等は組織の命令を受ければなんでもこなす兵士だったが、今は何も知らない無垢な存在として存在していた。
「ここはどこだ?」
「俺達は何をすればいいんだ?」
アースレンジャーの施設にすし詰めにされた戦闘員は戸惑いの声を上げている。組織も解体された今となっては彼等に命令をする存在も居ない。
そんな彼等は雄の本能のままに施設の奥へと突き進んでいく。施設そのものが彼等を奥へ誘い込む緻密な構造となっているのだ。
「なんだこれは? 何も無いぞ?」
「いや待てよ…これってひょっとしたら…」
「まさか!? おい、お前達! そこから離れろ!」
何かに気付いた戦闘員の一人が慌てて仲間を呼び戻そうとする。

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