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アイドル裏物語
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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アイドル裏物語 1

一見華やかに見えるアイドルの世界、でもそこには一般ファンには知らない様々な裏の事情が多々ある。


高級ホテルの一室。
一晩宿泊するだけで十数万円が飛ぶような部屋である。
通常そのような部屋は高級品が並んでいるものだがこの部屋は別だ。
ドアを開いて入れば浴室と簡易なリビングだけなのである。

だが、それだけで十数万円もするはずはない。
リビングの奥にある階段。これを登ると別室へ出ることができる。
別室は360度、四方と天井すべてが窓で覆われており景色が一望できる部屋だ。
一室のみで、部屋の大部分はキングサイズのベッドが占めている。
 
この特別室はまさに男女のために存在する特別な部屋として存在していた。
「また、このような処で……するのですか?」
 
ここを利用するには若すぎる女の声。まだ年端もいかない黒髪の美少女が階段を登ってきた。

「それだけおじさんが由貴ちゃんが気に入ったってことだよ。由貴ちゃんのためならこの部屋を買い取ってもいい」
 
キングサイズのベッドには腰にタオルを巻いただけの中年男がいる。
黒髪の美少女は中年男から目を背けながら、いつものように着替えだした。
「おひょっ! 何もいわなくても着替えだしてくれたね」
 
男の前だというのに学生服を脱いでいく。純白の下着が見えても動きは止めず、用意されている衣装を身にまとう。
「どうせ、拒む事は出来ませんから。それならいっそ……覚悟を決めたほうがましです」
「うんうん、いつもの気丈な口振りだね。大和撫子だねぇ。おじさん、最近の可愛い可愛いしてるアイドルも好きだけど由貴ちゃんみたいなタイプは本当に好きでねぇ。由貴ちゃんはおじさんのことどう思う?」

用意されたマーチングバンド風の純白衣装を身に纏う。
女性らしさを育みだした胸からすらりと伸びる美脚まで性欲に溢れた男の眼前にさらけ出す。

「おじさまの事なんてなんとも思っておりません。そ、それより今日は、何をなさるおつもりですか?」

今日で1週間が経つというのに中年男は毎晩ギラついた視線を送りつけてくる。肉体的な接触がないにも関わらず、見られると肌を擦られているようにさえ思え、期待などしてもいないのに頬は昂揚していく。

「まずはいつものように挨拶だね。それに一曲歌ってもらおうかな。ああ、ただ歌うんじゃないよ」
「わ、わかっています!」

中年男がスマホを手にして美少女に向ける。もちろんビデオ撮影モードが起動している。
純白のアイドルがたった一つのカメラに視線を送った。
「Irisの青木由貴です。今宵もおじさま専用のアイドルとして精一杯尽くしますので私達のサポートをよろしくお願い致します」
 
スクールアイドルとはいえアイドルである。人気を得るにはやはり多くの票を獲得する必要がある。
 
1週間前のこと、青木由貴にある取引を持ちかけた人物がいる。それが中年男だ。
彼は有り余る資産と知人をIrisの支援者にするという約束で由貴に近づいた。由貴はメンバーに黙って1人、自分の身体を差し出す事を決意したのだった。

「ところで、私が紹介したエステサロンには行ったろうね?」
「ええ、もちろんですわ。…おかげで私…全身隅々までピカピカになりましたわ!」

由貴が取引をオーケーした時、由貴は中年男から某エステティックサロン宛の紹介状を渡され、そこへ行くように指示された。そして、すぐ様そのエステサロンに向かい、紹介状を見せた。その紹介状には、由貴の身体から、脇毛や陰毛など、無駄毛を一切排除し、全身の肌をくまなく磨くようにとの指示が記されていた。

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