PiPi's World 投稿小説

反逆グラドル
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

の最初へ
 4
 6
の最後へ

反逆グラドル 6

「この程度のモノで社長候補とか笑わせるんじゃないよ!お前なんか、こっちで十分だよ!ここを何ていうか言ってみな」
「ア、アナルです」
「違うわ、お前みたいな女々しいやつの穴はケツマンコっていうんだ」
由梨花はローションを三島の穴に垂らすと、ロンググローブによって覆われた指先で塗り広げる。
「おい、今付き合ってる女はお前のシュミを知ってるのか?」
「知らないです」
「でも、この感触は何回か遊んでるようだね?違うかい?」
「そ、その通りです」
「うふふ、友達にSMクラブで働いてる子がいてよかったわ。お前でいろいろ試させてもらうよ」
由梨花は三島を使って楽しみながらふと正気に戻って考えてしまう。
彼は一見イケメンの青年実業家だが、その裏でこんな性癖を持っているなんてほかが知ったらどうなるだろう。
自分としては最後の砦だと思って縋り付いてみたものの、不安が募ってきた。

(私の前だけ、というなら考えてもいい)

由梨花の女王様気分はその後数時間ほど続いた。

「分かっていると思うが、立場を利用してプレイを強要したわけではない」
「分かってます。衣装に応じたキャラ作りですね」
「そうなんだ、僕が穴をいじられても甘受していたのも、信頼関係の構築のため…」
「つまり、逆アナルは…男性にも女性的な部分があるとの再確認のためと」
「君なら分かってくれると信じていた。君自身も変身願望を自ら開放した」
「ペニスバンドってのは本来レズ用の道具なんです。まさか、男相手にタチの真似事を経験するなんて」
「時には、タブーを打ち破ることも必要だ。先入観に縛られてはいけない」
「はぁ、あんたがそれ言うな」
由梨花は複雑な気分で社長室を後にした。副社長を毛嫌いしていたが、三島も自分を喜ばしてくれそうな竿を持ってない上に変態だと思うと、副社長に好かれた方が得なのではとの選択肢も浮上していた。


「悩ましい事態になったわね」
由梨花の話を聞いた希美は頭を抱える。
「あの人だって100パーセント悪い人じゃないんでしょうけど…」
「佐紀さんの件だってありますし…」
ともに19歳の新鋭、穂積エレナと戸田優希が言う。

「副社長と腹を割って話す時が来るのかしら」
「希美さん…」
「いいわ、私は、みんなのために、身体を捧げる覚悟はある」



ーーそんな希美が向かった先、それは

「まさか君の方からこちらにきてくれるとはね」
「事務所の存続がかかってるのよ、アンタだってわかってるでしょ?」
「フフ、相変わらず口が悪いな」

副社長・柴田と1対1の面会。

「正直、候補者は期待外れもいいとこでね、アンタが一番まともなんじゃないかと思う子も出てきたわけ」
「まあ、突っ込んだ話はあとにしようか」
「えっ?」

「まずは、キミに突っ込むところから始めよう」

SNSでこの小説を紹介

アイドル/芸能人の他のリレー小説

こちらから小説を探す